竹越院長コラム「巨根願望ED」「拒否されてED」

代表的なEDのタイプ「巨根願望ED」「拒否されてED」

4. 巨根願望ED

若い男性がなるEDは心因性のものが多いとこれまでも述べたが、誤った知識がストレスとなって発症する場合もある。「巨根願望ED」は、「女性は大きいペニスを望んでいる」と誤解した男性が、自分のペニスは小さいと過度なコンプレックスを抱えたことで起こるタイプのEDだ。

巨根願望ED

性交時の女性の快感はペニスの長さにはさほど影響を受けないのだが、「巨根願望ED」の患者さんは、若くて経験が少ないとこうした女性の声も届かず、自分を追い込んだ結果、発症している場合が多い。

現在はインターネットに接続すれば国内外の無修正のアダルトコンテンツが見れてしまい、SEXに関する情報が氾濫している。このこと自体が悪いとは言わないが、アダルトビデオに出演しているのはプロの男優だ。ペニスが大きくて当然なのである。そんな「巨根」をなまじ無修正で見てしまうと、つい自分のペニスと比べてしまい、「AV男優はプロだから特に大きい」とは考えず、「自分は小さい」と捉えてしまうのだろう・・・・・・。

若い男性の心因性EDには自信を取り戻すのが大切だ。誤解が解ければバイアグラなどのED治療薬を使わなくても回復に向かうことが多いと考えられる。

5. 拒否されてED

「今日は疲れている」
「明日は朝早いから」

妻にSEXを求められた男性が拒絶するときによく使う台詞だが、もし反対の立場だったら男性はどう受けとるだろうか。

妻や恋人などパートナーへの性欲はちゃんとあるが、こんなかたちでSEXを拒否されると、一定期間連れ添った特定の異性からの言葉だけに「俺とはしたくないのか・・・・・・」と男性のプライドはひどく傷つくし、相当なショックを受けることになる。EDになってしまった男性が男としての自信を失うのと同じことが起こるのだ。心因性EDの患者の数が示すように、勃起はメンタルが大きく影響する。自信喪失がEDを招くことは、実はかなり多いのである。また、一度自信を失った男性は、「また断られたらどうしよう」と予期不安を抱きがちだ。「拒否されてED」タイプでは、こうした二重の原因が潜んでいる場合が少なくないのだ。現在、日本ではセックスレスの増加が懸念されているが、夫婦間、特に中高年夫婦のセックスレスの一因になっているのがこのタイプのEDなのだ。