竹越院長コラム「コンドームED」「オナニーED」

代表的なEDのタイプ「コンドームED」「オナニーED」

6. コンドームED

コンドームを装着しようとするとペニスが萎えたり、挿入には至っても中折れしてしまうのが、コンドームED。

コンドームED

これは心因性によるものだろう。コンドームを装着しようとすると萎えてしまうのは、以前に同じ経験があり、予期不安が原因となっている可能性が高い。

挿入はできるが中折れしてしまうのは、確かに最近のコンドームは極薄を売りにしたり、使用感がほとんどないくらい製品としては優秀だが、人によってはSEXの快感が落ちるという。仮に、コンドームを着けなければ勃起できるという場合は、SEXの内容によってEDの症状が出たり出なかったりするということになるので、状況型の心因性EDに分頼される。

7. オナニーED

オナニーならしっかりと勃起するが、女性の膣に挿入すると萎えてしまうのが「オナニーED」で、10〜20代の若い男性に多く見られる。特定の性的刺激や嗜好でないと勃起しないこのタイプは、状況型の心因性EDとも考えられるが、女性の膣では射精できない膣内射精障害でもある。

俗に「右手は最高の恋人」などといわれているが、誤ったオナニーを長期間にわたって続けると「オナニーED」になることが多い。ペニスを強く握りすぎたり、手を速く動かしすぎたり、あるいはペニスを床や布団に押しつけたり、擦りつけたりするようなオナニーは、刺激が強すぎるのだ。

ましてや最近では、インターネット通販などで男性用オナニーグッズのオナホールがよく売れているらしい。潤滑用のローションを使い、締めつけもよくできているので確かに好評を博すのは頷けるのだが、やはりオナニーの快感が大きすぎるのはSEXに際しては問題となる。

こうした過度に刺激の強いオナニーに比べれば、女性の膣は締めつけも弱く、愛液がローション並みに快楽をもたらすというわけでもない。つまり、SEXよりもオナニーの快感のほうが強いので勃起はできても膣に挿入するとペニスが萎えてしまったり、いくらピストン運動をしても射精に至らなかったりするのだ。

性的刺激を受けてちゃんと興奮し、勃起もするのだが、射精はできない「オナニーED」は、ほかにEDに比べると習慣性があるだけに治療が難しい場合が多い。オナニーを禁じてSEXのみを行えばいいのだが、それも難しいだろう。なので、対処法としては正しいオナニーを身につけることが望ましい。過度に刺激が強いこれまでのオナニーではなく、指で輪をつくりペニスをしごくスラスト運動で弱い刺激でも射精できるように慣らしていくことが大事だ。