竹越院長コラム低価格のバイアグラが2014年に解禁!?

安いバイアグラが2014年に登場!?

バイアグラはその効果を考えれば高すぎる薬ではないが、日常的にのみ続けられるほど安価な薬でもない。安く手に入れたいというユーザーのニーズが、偽造薬が出回る一因ともなっている。そのバイアグラの特許期間が2014年に切れるため、安価なジェネリック医薬品の製造が可能になるのだ。

バイアグラジェネリック

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、開発元の製薬会社の特許期間が切れ、開発元以外のメーカーでも同じ有効成分、構造の薬を製造、販売されるようになった薬のこと。医薬品の開発には莫大な費用がかかるため、開発メーカーとしてはこの費用を回収するためにどうしても価格を高めに設定することになる。ところが、ジェネリック医薬品は研究開発費がかからないので、オリジナルの医薬品よりも安価で同じ効果が得られることになるわけだ。日本ではそれほど普及していないが、世界的に見ればジェネリック医薬品はかなり浸透している。

バイアグラについても、今より安価な「ジェネリック・バイアグラ」が販売されることが期待される。インドではすでに、シラグラ、カベルタ、カマグラ、ペネグラ、タダリス……といった名称のジェネリック・バイアグラが販売されている。まだバイアグラの特許期間が残っているのにジェネリック医薬品が売られているのは、インドの特殊な特許事情によるものだ。

医薬品の特許には通常、製法特許と物質特許があるが、インドではこのうち製法特許のみが有効とされている。同じ有効成分でも別の製法を編み出せば製法特許が認められ、どんな新薬でも製造・販売が認められるというわけだ。あえて新薬と記したのは、これらインド製のジェネリック・バイアグラは、バイアグラの国際特許が切れていないのに販売されており、厳密に言えばコピー版バイアグラだからである。とはいえ膨大な人口を持つインドで販売されているのだから、偽造薬のような代物ではなかろう。

ただ、これらインド製のジェネリック・バイアグラは日本で購入することはできない。買おうとするなら個人輸入の代行業者を使うことになりそうだが、その危険性についてはもう理解していられるだろう。ジェネリック医薬品の偽造薬も存在するからだ。日本での認可を待ってから購入しても遅くない。

また、2014年にバイアグラの特許が切れ、おそらく日本でも正真正銘のジェネリック・バイアグラが販売されることになるだろう。それまでは、正規品のバイアグラを購入するほうが無難なのではなかろうか。いずれにしても、EDに悩む男性にとっては、ジェネリック・バイアグラが日本で発売されれば福音となることは間違いない。

ただ、ジェネリック医薬品は本家と同じ構造を持つものの、製造工程に微妙に違いがあるため、本家とまったく同じ効果が出るか疑問視する医師側の意見があるのも確かである。特にバイアグラなどのブランドネームがある医薬品は、気分的に違いが出る可能性もあるだろう。

追記

2014年5月26日から国内初のバイアグラジェネリックが東和薬品から発売。同年8月4日には陽進堂から。2014年度末までに既に数多くのメーカーからバイアグラジェネリックの発売は開始されています。