バイアグラに関するニュース第1位はバイアグラ 韓国の偽ブランド密輸入事情 2016.01.29 fri

浜松町第一クリニック竹越昭彦院長監修

韓国における偽ブランドの密輸入が問題になっています。その中でも、2016年1月28日に韓国の京郷新聞が発表した結果は驚くものでした。なんと、さまざまなブランド品の中でも、偽バイアグラが1位になったそうです。

あの有名ブランドを抑えてバイアグラが1位に!?

2013年~2015年にかけて、韓国内における知的財産権の侵害として摘発された商品は計828件に及びました。金額にするとその総額は1兆5,568億ウォン。日本円にすると約1,520億円です。

これだけでも相当な金額のため驚きなのですが、問題はその内訳。なんとその1位になったのはED治療薬のバイアグラでした。その総額は2,076億ウォン(日本円で約200億円)。点数にすると1,922万点となり、大変な量の偽バイアグラが、韓国へと密輸入されていたと言えます。

こうして見てみますと、ED治療薬の需要がいかに韓国で高いかが見て取れます。それを示すように、実は第4位の摘発量となったのは同じくED治療薬のシアリスの偽物でした。こちらは総額が1,084億ウィン(日本円で約108億円)です。

韓国関税庁はこの結果について、中国で不法に製造されたED治療薬を国内へ流通させる組織の活動範囲が広がったことが主な原因と考えているようです。そして、偽物やコピー品が国内へと流入していることを大きな問題と捉え、こうした商品を専門的に取り締まる組織を積極的に活用し、防止に努めるという方針を打ち出しています。

ちなみに、第2位は時計で有名なロレックス。こちらは1,629億ウォン(日本円で163億円)です。次いでルイ・ヴィトンがランクインし、1,445億ウォン(日本円で約14500000000)でした。なお、品物別に統計を見てみますと、時計類がもっとも多く5,717億ウォン(日本円で約145億円)。その他、カバンや衣類についても多数のコピー品が見つかっています。

なぜ韓国では偽バイアグラが増えている?

偽バイアグラの需要が韓国で高い理由のひとつは、韓国の男性にEDが増えて言うことが理由と考えられています。その証拠に、2012年5月にファイザー社が持つ、バイアグラの成分に関する特許が切れた際、韓国国内の製薬会社、約40社がこぞってジェネリック版のバイアグラを発売しています。

さらに、衣料品調査期間IMSヘルスによると、ED治療薬の売り上げも右肩上がりとなっているようで、2011年7月からの1年にかけてが867万個だったのに対し、2013年7月からの1年では1,733万個と、およそ2倍にもなっています。しかもこの数は、韓国の成人男性の人数とほとんど同じでもあります。

韓国・ネットユーザーからの意見

この報道について、韓国のネットユーザーから以下のような意見が寄せられました。

・バイアグラが偽ブランド1位になるというのは、やっぱり合法の手続きで処方をしてもらえないケースが多いということなのかな?
・自分が飲んでいるのも偽物なんじゃないか?
・いったいどれだけの偽バイアグラを密輸入すればそんな金額になるんだ?

その他、「こうした事例は韓国らしい結果かもしれないけど、まさかバイアグラだったとは少し恥ずかしいね」「韓国人の女性はブランド好きで知られているけど、まさかバイアグラが1位とは...」「韓国だったら偽バイアグラくらい作れそう。わざわざ密輸しなくてもいいのに」と、韓国のお国柄についての意見も寄せられています。

バイアグラの密輸入が問題となっている韓国。しかしこれは、日本も関係がない話ではありません。インターネット上にはバイアグラの個人輸入品サイトなどが並んでおり、手軽に購入ができてしまいます。ですが、このバイアグラが正規品である信憑性は低く、中には詐欺等のトラブルに巻き込まれることも。そのため、安全にバイアグラを入手する場合には専門機関での処方が確実と言えます。

元記事:Record China http://www.recordchina.co.jp/a125840.html
元記事:Business Journal http://biz-journal.jp/2016/02/post_13677.html