バイアグラに関するニュース安さを理由に偽物を使うなら、ジェネリック版バイアグラを活用しよう 2018.04.25 wed

浜松町第一クリニック竹越昭彦院長監修

バイアグラが誕生して20年。世の男性の勃起をサポートしてくれる有効性は、発売開始以来変わりません。しかし、ネームバリュー抜群の人気商品だけに、悪用しようとする違法業者の乱立も目立ちます。改めて偽物バイアグラに潜むリスクに警鐘を鳴らすとともに、安価に釣られて痛い目に遭わないための「ジェネリック版活用のすすめ」をご提案します。

バイアグラは偽造しやすい?

これまで世界中の男性患者の精力不足をカバーしてきたバイアグラ。年平均でおよそ15億ドルの売り上げを記録するところを見ても、いかに勃起不全に悩む男性たちに支持されているかが分かります。

その一方で、安物の偽造品が出回り、深刻な被害が生まれている現状も無視できません。アメリカでは、バイアグラに含まれる有効成分「シルデナフィル」を含む天然サプリメントが手頃に買い求めやすくなっていますが、多くの製品には悪質に改変された化合物が潜んでいるのです。

勃起力を高めてくれるシルデナフィルは、比較的簡単に偽造しやすい特徴を抱えています。原材料も入手しやすく、偽造バイアグラでひともうけをたくらむ悪質業者にとって悪用しやすい成分なのです。言うまでもなく、化合物を無許可で改変・合成する行為は違法であり、それを購入するユーザーも犯罪に加担してしまう側面があります。

偽造バイアグラは違法性ばかりが問題ではありません。適切でないかたちでのシルデナフィル服用は、重度の低血圧などを引き起こすリスクがあり、最悪死に至るケースも。しかも、無許可の改変シルデナフィルは成分として記載されないために、たとえ同成分を含むサプリを服用後、異変が生じて死亡したとしても、誰もサプリが死因だと断定できない恐れがあるのです。非表示成分が絡んだ際の死因の特定・追跡の難しさが、偽造品の流通に拍車をかけている面は否めません。

ジェネリック医薬品を利用しよう

FDA(米食品医薬品局)は、偽造バイアグラや違法サプリメントの急増に警戒を強めており、取り締まり強化に努めています。昨今では、精力増強をうたい文句に無認可のサプリメントを販売したとして某サプリメーカーが摘発を受けました。似たような悪質業者の摘発・逮捕・告発は相次いでいるものの、また別の業者が現れて偽造品の販売に手を染めるなど、イタチごっこの状況が続いています。現実的に、偽造された危険な勃起薬・サプリメントの撲滅は、ほとんど不可能と言えるかもしれません。

なるべく危ない目に遭わないためにも、ユーザー側が安価な模造品を利用しないための対策が重要となります。そこでおすすめしたいのが、昨今日本でも販売が開始したジェネリック版バイアグラです。1錠あたり約70ドルだったバイアグラが、ジェネリックの登場によって25ドルほどに抑えられるようになりました。ユーザーが偽造品に手を染める理由のほとんどがコストメリットであることを考えると、バイアグラ市場の正常化に期待が持てるのではないでしょうか。

バイアグラは今も世界中で愛用されています。ラップの歌詞やヒット映画の題材にもなるなど、カルチャー面にも大きな影響を与えました。そんなブランド性にキズを付けないためにも、ひとり一人のユーザーが「正規のルートで手に入れる」と言う当たり前の行動を心がけることが大切です。

元記事: Newsweek https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/04/20-47.php