バイアグラに関するニュースバイアグラジェネリックで株価急騰 ― 中国の勃起不全治療薬事情とは 2018.05.17 thu

浜松町第一クリニック竹越昭彦院長監修

2018年5月16日、中国の企業が勃起不全薬の販売許可を規制当局が取り付けたことにより、株価が急騰しました。同社は、中国における勃起不全の症状に悩む患者の数などを主張しています。

株価が1日で10%高まで急騰

中国南部・江蘇省にある製薬会社「河北常山生化薬業」。同社の子会社が、規制当局からバイアグラのジェネリック医薬品(※)の製造許可を受けたことにより、株価に大きな変動が起こっています。深センの証券取引所においては、1日における値幅制限の上限となる10%高にまで急騰。大きな注目を集めました。

※中国では、ファイザー社のバイアグラに関わる特許が2014年に切れており、国内企業による後発薬の灰発が承認されています

中国人男性における勃起不全の悩み

バイアグラジェネリックの製造許可によりここまで株価が高騰するのには、中国ならではの事情があります。公式の統計によれば、中国人男性の現在の人口はおおよそ7億800万人。「河北常山生化薬業」によると、そのうちの5人に1人となる1億4,000万人が、勃起不全に関わる悩みを持っていると考えられるようです。

「1億4,000万人のうち30%が治療を受けたと仮定すれば、受診者は4,200万人。さらに、勃起不全に悩む患者はED治療薬を複数回にわたって服用する傾向にあるため、市場規模を考えるとその規模は数百億にもなり得る」

こうした主張をする同社に対し、一部では数字の信憑性に疑問を持つ声も上がっています。これを受け同社では、主張は2つにおよぶ研究結果を基にしているため、誇張などはないといった反論を地方紙の紙面上などで主張しています。

元記事: AFPBB News http://www.afpbb.com/articles/-/3174978