不妊とED【勃起不全】

浜松町第一クリニック 竹越昭彦院長 監修

「不妊」とは、妊娠を希望している夫婦が避妊をしないで通常の性生活を行っているにもかかわらず、『一定期間』妊娠しないことをいいます。世界保健機構(WHO)をはじめ、アメリカやヨーロッパの生殖医学会ではこの一定期間を1年と定義しています。日本産科婦人科学会では、「2年間」と定義していましたが、2015年に「1年間」へ変更し、1年間、通常の性行為をしても妊娠しない状態を「不妊」と世界的に定義しています。

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来院歴が無くてもOKです。

意外と多いのが、『子作りED』『タイミングED』です。 赤ちゃんを授かるために行うセックスは、義務感やストレスを感じやすく、性器の構造上、女性では問題となりませんが、 男性ではそのストレスが勃起の妨げとなり、『中折れ』や『挿入できない』などのED症状を引き起こします。
その結果、膣内に射精できず、子作りのチャンスを逃すこととなってしまいます。

また排卵日前後で、セックスの回数を増やすことが、人によっては辛いと感じてしまうことも…。
なかなか妊娠しないと、焦りからお互いに心のゆとりがなくなり、険悪なムードになってしまうことさえあります。

子作りとED治療薬

子作りの際にも、ED治療薬のバイアグラ・レビトラ・シアリスは有効です。
また、ED治療薬を男性が使って子作りをしても、産まれてくる赤ちゃんへの影響は、「飲酒」・「喫煙」・「ストレス」・「加齢」などと比較すると、リスクは極めて少ないと言えます。
大切なタイミングを逃さないためにも、うまくいかないようであればED薬の力を借りましょう。

※ED治療薬は、男性の勃起不全薬のため、女性が服用した場合の安全性は確立されておりません。

ED治療薬も保険適用に

令和2年9月16日の「不妊治療への保険適用を実現する」とする閣議決定を経て2022年4月から日本生殖医学会が作成した生殖医療ガイドラインにて推奨レベル「推奨度A」と「推奨度B」に分類されている「一般不妊治療全般」と「生殖補助医療」に対して健康保険が適用されるようになりました。
タイミング法においてED治療薬の使用は「推奨度A」であるためバイアグラ錠、バイアグラODフィルム、シアリス錠が不妊治療に限り健康保険となっています。

ED治療薬を保険適用で処方を受けるには様々な条件を定めています。詳しくは以下をご参照下さい。
詳細バイアグラとシアリスが保険適用に!?|竹越昭彦院長コラム

健康保険適用の範囲について

保険適用される「一般不妊治療全般」と「生殖補助医療」については以下を参照下さい。

不妊治療に関する支援について(厚生労働省)より画像をクリックで拡大

不妊の頻度は、およそ15%程度とされています。
女性の年齢別では、20代前半では5%以下、20代後半では約9%、30代前半では約15%、30代後半では約22%、40歳前半では29%とする報告があり、女性では加齢と共に自然に妊娠する力が大きく低下することが分かっております。

特に、高齢出産とされる35歳~39歳では不妊の頻度が20%を超え、5人に1人の割合となり、また40歳~44歳では3.5人に1人の割合とされています。

その他、女性の年齢とは関係なく、男性側に不妊原因がある割合は、約33%とする報告があります。

※日本産婦人科医会ホームぺージ・日本生殖医学会ホームぺージ等より

2019年の厚生労働省『人口動態調査』によると、日本人の初婚時の夫の平均年齢は31.2歳、妻の平均年齢は29.6歳でした。
表の通り、初婚時の年齢を2000年のデータと比較すると、婚姻総数は減少しているのに対して、高齢出産とされる35歳以上での結婚者数が大幅に増加し、晩婚化していることが分かります。

婚姻後に子作りをスタートすると、その時点で高齢出産となる夫婦の割合が増加していると言え、不妊となるリスクが高いことが分かります。

 総数19歳以下20~24歳25~29歳30~34歳35~39歳40~44歳45~49歳50~54歳55~59歳60~64歳65~69歳70~74歳75~79歳80歳以上
2019年382,4216,19467,627161,07486,32738,97014,6225,0261,577563228113592813
2000年626,76421,480175,387308,79092,93320,9264,3511,387831382172872611-
2019年370,9693,45847,627139,24393,06047,93023,12910,4133,4461,4476533721334018
2000年614,96810,745117,347284,162135,07844,91213,4905,7892,45365921872289-

参照元結婚生活に入ったときの年齢(5歳階級) | 政府統計の総合窓口

出産時の母親の年齢(2000年・5歳ごとの分布)
25歳~29歳 > 30~34歳 > 20~24歳 > 35〜39歳

出産時の母親の年齢(2019年・5歳ごとの分布)
30~34歳 > 25歳~29歳> 35~39歳 >20~24歳 に多い順でした。

割合の変化をみますと、2000年では、34歳までに出産している割合が87%であるのに対して、2017年では、70%程度へと低下してきており、時代の流れと共に晩婚が進み出産時の年齢も高くなっていることが分かります。

加齢と共に妊娠率が低下し、不妊の割合が増えていくことから、晩婚と子作りの高齢化が不妊増加の大きな一因となっていると言えます。

参照元母の年齢(5歳階級) | 厚生労働省[PDF:84KB]

妊娠するためにもっとも重要なことは、排卵日に合わせて性行為をし、膣内に射精をすることです。
当然のことと思われがちですが、おおよそ一か月に1回しかこない排卵日に合わせて性行為をし、女性の膣内に射精し、精子を送り込むことは意外と難しく、

  • 生理の日から排卵日を割り出していたが正しく計算できておらず、排卵日とずれたタイミングであった
  • もともとセックスの回数が少なく、女性の排卵が起こったタイミングで精子がいない
  • 子作りの日に男性のプレッシャーによる『タイミングED』によって性行為が中断し、膣内に射精できていない
など、1日しか寿命がない卵子と3日間しか寿命がない精子がであうのは想像以上に大変なものです。

また男女共に妊娠するのに問題がなく、タイミングが合っていたとしても、1回の妊娠する確率は20~30%と考えられ、必ず受精し妊娠するわけではありませんので、限られた排卵日のチャンスを無駄にせず、妊活を進めることが重要です。

妊活には性行為の回数がとても重要!

2日おきに(週に3回程度)セックスをしているカップルでは、生きている精子が女性の体内(卵管内)に常にいるため、排卵が起こった際に精子と卵子が出会いやすくなりますので、妊娠する確率が高まり、1年間で妊娠する確率は80%以上とされています。

セックス自体の回数を増やすことが、妊活の第一歩と言えます。

当院では不妊治療を行っている方達の支援としてED治療薬を約3割引にて処方をする割引制度を設けております。

この制度をご利用いただく条件として、不妊治療を受信された際の領収書をご提示いただく等の条件もございますので詳細は以下のリンクよりご確認下さい。

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