EDとは ~定義、症状、診断法、分類、原因、治療法~

浜松町第一クリニック 竹越昭彦院長 監修

EDとは、英語の「Erectile Dysfunction」の略であり、「勃起機能の低下」を意味します。日本では「勃起障害」「勃起不全」と訳されますが、まったく勃起が起こらないケースに限らず、硬さや維持が不十分であることも含め、「満足な性交がおこなえない状態」のことをいいます。 俗に言われる中折れ(性行為の途中で萎えてしまう)がEDの一番多い症状です。

最近なんとなく勃ちが悪い、セックスの途中で中折れしてしまう・・・ などの症状を感じた時は、「ED」を疑ってみて下さい!
たとえば自分の意思に反して勃起するのに時間がかかったり、勃起したとしても射精する前に萎えてしまったりすることもEDに含まれるのです。つまり、自分の意思とは裏腹に機能が追い付かず、満足に性行為を行えないこと。こういえば、自分もEDかも・・・って思う方も増えるのではないでしょうか。

日本の男性6,000人を対象に2022年8月に当院にて行った調査では20~79歳の男性の20.5%、約952万人が、中等度ED以上(勃起維持頻度:6回以下)のED症状を抱えていることがわかりました。
中等度ED未満(勃起維持頻度:10回中7~9回)の軽度のEDも含めるとその推定数は2,000万人以上となります。そうなると成人男性の2.3人に1人以上が何らかのED症状を抱えている計算になります。

  • 【EDではない】毎回、性交に十分な勃起を得ることができて維持することもできる
    (勃起維持頻度:10回中10回)
  • 【軽度ED】たいていの場合、性交に十分な勃起を得ることができて維持することもできる
    (勃起維持頻度:10回中9回)
  • 【軽度~中等度ED】しばしば、性交に十分な勃起を得ることができて維持することもできる
    (勃起維持頻度:10回中7~8回)
  • 【中等度ED】時々、性交に十分な勃起を得ることができて維持することもできる
    (勃起維持頻度:10回中4~6回)
  • 【重度ED】たまに性交に十分な勃起を得ることができて維持することもできる
    (勃起維持頻度:10回中1~3回)
  • 【完全ED】毎回、性交に十分な勃起が得られない。また、維持もできない
    (勃起維持頻度:10回中0回)
年代 合計 【EDではない】 【軽度ED】 【軽度~
中等度ED】
【中等度ED】 【重度ED】 【完全ED】 【中等度ED】
以上
20代 850(100%) 620(72.9%) 107(12.6%) 64(7.5%) 24(2.8%) 17(2.0%) 18(2.1%) 59(6.9%)
30代 920(100%) 671(72.9%) 101(10.1%) 59(6.4%) 38(4.1%) 20(2.1%) 31(3.4%) 89(9.7%)
40代 1,180(100%) 782(66.3%) 149(16.6%) 108(9.2%) 75(6.4%) 32(2.7%) 34(2.9%) 141(12.0%)
50代 1,110(100%) 620(55.9%) 154(13.9%) 136(12.3%) 92(8.3%) 61(5.5%) 47(4.2%) 200(18.0%)
60代 970(100%) 436(45.0%) 143(14.7%) 113(11.7%) 111(11.4%) 86(8.9%) 81(8.4%) 278(28.7%)
70代 970(100%) 286(29.5%) 115(11.9%) 107(11.0%) 141(14.5%) 108(11.1%) 213(22.0%) 462(47.6%)
合計 6,000
(100%)
3,415
(56.9%)
769
(12.8%)
587
(9.8%)
481
(8.0%)
324
(5.4%)
424
(7.1%)
1,229
(20.5%)

また、EDとは無縁と思われがちな20~30代の若年層でも5.3人に1人(18.7%)の割合で「軽度(勃起維持頻度:10回中9回)」又は「軽度~中等度(勃起維持頻度:10回中7~8回)」のEDの悩みを抱えています。
中等度ED以上(勃起維持頻度:6回以下)の深刻なEDの悩みを抱えている割合は40歳以上で増え、40代で8.4人に1人(12.0%)、50代で5.6人に1人(18.0%)、60代では3.5人に1人(28.7%)、70代では2.1人に1人(47.6%)がEDを自覚しています。


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2015年に開催された第4回コンサルテーション会議(Fourth International Consultation on Sexual Medicine: ICSM)にて「ED:勃起障害・勃起不全」(Erectile Dysfunction)」は以下のように定義されています。

【EDの定義】
満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または(and/or)維持できない状態が持続または(or)再発すること

  • 性欲や興奮はあっても、なかなか勃起しない
  • 最初は勃起するけれど、持続ができない
  • オナニーでは問題なく勃起するけどセックスだと萎えてしまう
  • 性行為の経験回数が少なく、不慣れなため緊張して勃起しない
  • 挿入できても途中で萎えて抜けてしまう
  • 勃起はしているのに明らかに堅さが不十分

上記のようにEDの症状は人によってさまざまです。これらの結果、性的能力に自信がもてず、性生活に億劫になってしまう人も多く見られます。

通常、性的な刺激を受けると、脳による興奮が神経を通して陰茎に伝わります。すると陰茎海綿体の動脈が拡張し、十分な血液が流れ込むことで大きく膨らむのが、いわゆる勃起という現象です。
しかし、神経や血管に何らかの問題があり、海綿体に十分な血液が送り込まれないと、満足のいく勃起が得られず、ED症状につながります。

SHIMとは男性用性的健康調査票のことで「Sexual Health Inventory for Men」を略したもの。EDの治療に対する効果測定は国際勃起機能スコアである「IIEF-5(International Index of Erectile Function-5)を使用することをED診療ガイドラインでは推奨しています。
SHIMとIIEF-5の違いは設問②~⑤に0点があるかないかだけであり、SHIMは過去6ヵ月以内に性交が無い場合は診断不可であるため調査の対象外にする場合に用いられます。

Q、過去6ヶ月以内で以下の質問に当てはまるものを選択し、合計点数を出して下さい。

① 勃起してそれを
維持する自信はどの
程度ありましたか?
- 非常に低い
1点
低い
2点
中くらい
3点
高い
4点
非常に高い
5点
② 性的刺激によって
勃起した時、どれくらい
の頻度で挿入可能な
硬さになりましたか?
性的刺激は
無かった

0点
ほとんど、
又は全く
ならなかった
1点
たまになった
(半分よりかなり
低い頻度)
2点
時々なった
(ほぼ半分の頻度)
3点
しばしばなった
(半分よりかなり
高い頻度)
4点
ほぼいつも、
又は
いつもなった
5点
③ 性交の際、挿入後
にどれくらいの頻度で
勃起を維持できましたか?
性交を試み
なかった

0点
ほとんど、
又は全く
維持できなかった
1点
たまに維持できた
(半分よりかなり
低い頻度)
2点
時々維持できた
(ほぼ半分の頻度)
3点
しばしば維持できた
(半分よりかなり
高い頻度)
4点
ほぼいつも、
又はいつも
維持できた
5点
④ 性交の際、性交を
終了するまで勃起を維持する
のはどれくらい困難でしたか?
性交を試み
なかった

0点

極めて困難だった

1点

とても困難だった

2点

困難だった

3点

やや困難だった

4点

困難でなかった

5点
⑤ 性交を試みた時、
どれくらいの頻度で
性交に満足できましたか?
性交を試み
なかった

0点
ほとんど、
又は全く
満足できなかった
1点
たまに満足できた
(半分よりかなり
低い頻度)
2点
時々満足できた
(ほぼ半分の頻度)
3点
しばしば満足できた
(半分よりかなり
高い頻度)
4点
ほぼいつも、
又はいつも
満足できた
5点

合計点数で以下の通りED重症度がわかります。

判定不可1~4点
重度ED5~7点
中等度ED8~11点
軽度~中等度ED12~16点
軽度ED17~21点
EDではない22~25点

一昔前はEDのことをインポテンス(英:impotence)やインポテンツ(独:impotenz)、略して「インポ」と表現されていましたが、「インポ」という言葉が「能力が低い」「役立たず」等々、侮辱的な場面でも使われるようになったこともあり、日本インポテンス学会においても差別用語にあたる表現は医療用語としても相応しくないとの意見が多く出て、1995年に学会の名称も「日本性機能学会」と変更され、この頃より勃起障害や勃起不全のことを英語の「Erectile Dysfunction」の略であるEDと呼ばれるようになりました。

つまり、インポテンツとEDは同じ意味ですが現在の医療業界では「インポテンツ」は一切使用されず「ED」が使用されています。

勃起には、【性的刺激を脳で感じる】⇒【性的興奮が神経を通じて陰茎に伝達される】⇒【陰茎動脈の拡張によって血液が性器海綿体に流れ込む】という3つが必要不可欠です。脳が性的刺激を受けると、性的興奮が脳から陰茎に伝わり、陰茎動脈血管の内皮細胞から一酸化窒素(NO)が分泌されます。これが陰茎海綿体の平滑筋の中で、サイクリックGMPという神経伝達に関わる物質が産され、血管平滑筋を弛緩させます。すると大量の血液が海綿体内に流入して、勃起が起こります。
これらのうち一つでもうまく働かないと、十分な勃起が起こらず、十分な硬さが出ない、中折れなどのED症状が起こります。また神経や血管の損傷が大きい場合には、まったく勃起をしないということも起こりえます。


人によって様々な原因が考えられますが、大きく分けると以下の4つに分類されます。

器質性ED中高年から発症することが多く神経の障害や、血管の動脈硬化の進行などが原因となって起きてしまうEDのこと。
心因性ED性行為自体の経験が浅い20~30代の若い男性に多く仕事や家庭などの日常生活におけるストレスや、性交がうまくいかなかったことのトラウマなどの精神的ストレスが引き金となるEDのこと。「性欲が出ない」、「性行為が面倒」なども、この心因性EDに分類される。
薬剤性ED内服している治療薬の副作用が原因で起きてしまうEDのこと。特に抗うつ薬が多い。また降圧薬や前立腺肥大症の治療薬が原因の場合もある。
複合型ED器質性・薬剤性・薬剤性が様々な組み合わせで複合して生じるEDのこと。

1、器質性ED(血管や神経の傷害)とは?

中高年からのEDに多いものが、「器質性ED」です。器質性EDとは、神経の障害や、血管の動脈硬化の進行などが原因となって起きてしまうEDのこと。病気がなくても、30歳を過ぎると加齢と共に血管は老化してくるため、弾力性が徐々に低下して(動脈硬化)EDの症状を自覚してくる方が出てきます。動脈硬化になると血管が十分に拡がらず、血の巡りが悪くなり、陰茎海綿体にも十分な血液が流れ込まなくなります。

生活習慣病(高血圧・糖尿病・高脂質症など)の方は特に要注意!

生活習慣病も血管に負担をかけますから、それが原因で動脈硬化が進行してしまうことも考えられます。他にも、喫煙や過度の飲酒も同様の危険性が!最近ED気味かも・・・と思ったら、まずは見直すことのできる生活習慣から変えていきましょう。

また、正常に勃起をするためには神経が重要です!神経には脳を含む中枢神経と、脳と末梢をつなぐ脊髄神経と、身体全体につながる末梢神経がありますが、性的刺激を受けた時に、これらの神経を通して「今だ!勃起せよ!」と陰茎に命令します。しかし、神経に障害を受けると、その命令を下してもうまく陰茎まで伝わらないため、EDの原因となってしまうのです。

神経系の異常としては、糖尿病性神経症やパーキンソン病などの内的要因と、脳出血や不慮の事故による脊髄の損傷、前立腺肥大や前立腺がんの一部の手術のように外部からの神経を傷つけるような外傷が原因となることもあります。

2、心因性ED(精神的なストレス)とは?

EDといったら、「中高年に多い症状」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?

20代、30代でも中折れや勃起障害に悩んでいる方が多く、そんな方に多いのが、「心因性ED」です。身体には不調がないのにいざという時に勃起しなかったり、頻繁に中折れしたり、というのは、仕事や家庭などの日常生活におけるストレスや、性交がうまくいかなかったことのトラウマなどの精神的ストレスが引き金となってしまっているのです。奥さんから子作り宣言された日だけはなぜかうまくいかない・・・ってことはありませんか?

それは「今日だけはうまくやらなきゃ!」というプレッシャーが大きなストレスとなり、神経に性的興奮がうまく伝わらないことで、自分の意思とは裏腹に、勃起できなくなってしまうんですね。このようなストレスやプレッシャーがあると、性的な興奮が神経を通してスムーズに陰茎に伝わりにくくなり、EDを引き起こします。

性行為自体の経験が浅い20代の若い男性が緊張からなる場合や、仕事で忙しくまた子作り世代でもある30代の男性に多いパターンです。

また、最近増えているうつ病によるEDです。「性欲が出ない」、「性行為が面倒」なども、この心因性EDに分類されます。

3、薬剤性ED(特定の薬による影響)とは?

ある疾患で内服している治療薬が原因で引き起こされるEDが「薬剤性ED」です。つまり薬の副作用が原因で起きてしまうEDのこと。当院でも年齢的にまだ若い世代で尚且つ抗うつ薬・向精神薬・睡眠薬を服用している方や、年齢に関わらず高血圧の人に処方される降圧剤を服用している人などでは薬剤性EDを疑うようにしています。実際に主治医に服用している薬剤を変更してもらっただけでEDが改善に向かう人もいました。

具体的には、どのような薬が薬剤性EDになりやすいのか?これについては日本性機能学会が監修を務める【ED診療ガイドライン第3版】に「EDを引き起こす可能性のある薬剤」として以下の内容が掲載されています。

降圧薬

勃起機能への悪影響を示唆する報告が多いのが利尿剤、β遮断薬、Ca拮抗剤。
α遮断薬、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬は影響が無く、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)に関しては保護的に働くという報告が多い。
高圧薬が勃起機能に与える影響の機序は医学的には解明されていないため、器質性EDでも解説した通り高血圧そのものがEDを引き起こす要因となっていることから、降圧薬による薬剤性EDなのか、高血圧によるEDなのか、あるいはその両者なのかの判断基準は存在しないという点は留意しておく必要があります。

抗うつ薬

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)であるパロキセチン(先発:パキシル)の服用で64.51%、セルトラリン(先発:ジェイゾロフト)の服用で67.05%、また、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)であるベンラファキシン(先発:イフェクサー)の服用で75%のEDを発症という報告がされています。しかし、アメリカのボストンにあるBACH(Boston Area Community Health)研究によると、ベンゾジアゼピン(デパス、レキソタン、セルシン、ワイパックス、メイラックス等の抗不安薬)ではオッズ比2.34(70%)、三環系抗うつ薬(アモキサン、アナフラニール、トフラニール等)では3.35(77%)と有意だが、SSRI、SNRIでは有意差は無かったという報告もあります。
抗うつ薬を服用を始めてEDを自覚しても自らの判断で減薬または服用を止めたりすると鬱病の治療そのものに支障をきたすので必ず主治医に相談することが重要です。

前立腺肥大症治療薬(BPH治療薬)

α遮断薬の服用で射精障害は多く報告があるが、EDに関しては影響が無いか保護的に働くという報告が多い。
BPH治療以外にAGA治療でも使用される5α還元酵素阻害薬は多くの研究で一致してEDを誘発するとされている。プラセボ対照のランダム化比較試験(無作為化比較試験、RCT)ではフィナステリドで3.4~15.8%(プラセボ1.7~6.3%)、デュタステリドで1.7~11%(プラセボ1.2~3%)でEDが発生しています。

非ステロイド性抗炎症薬

2012年度版のEDガイドラインでは薬剤性EDを引き起こす可能性があると記載がありましたが、その後の試験で他の薬剤や関節炎などの交絡因子によう可能性が高いのでEDとの関連性は薄いと考えられます。

特に抗うつ薬・向精神薬は、添付文書にも副作用としてEDの発症率が低く記載されていることが多いです。そのため、精神科又は心療内科にて処方を受ける際に副作用でEDがあることを主治医から伝えてもらっていないケースが多く見受けられます。またうつ病などの精神疾患の場合では、精神的に弱っているので性行為を試みる人も少ないので、当院を受診して初めて薬の影響でEDになっている可能性を知る人が多いのが現状です。

心配なのは上記のEDガイドラインにも書かれているのですが、薬剤性EDのことを知らずに多くのうつ病患者さんがEDも心の病だと思い込んで更に病状を悪化させる可能性があるという点です。

4、複合型EDとは?

実際には、『EDの原因はこれだ』と特定することは難しく、上記の1~3が複合して起こることが多くあります。加齢による動脈硬化により高血圧気味となり降圧剤を服用するようになり、その副作用でEDを発症している場合は「器質性+薬剤性」の複合型EDです。また、ある薬の副作用で中折れを経験したがために、そのことを性行為の度に思い出すことで不安がよぎり勃ちが悪い場合は「薬剤性+心因性」。仕事での疲れやストレスなどからED気味になり、さらに鬱病を患い抗うつ薬を服用して更にEDが進行した場合は「心因性+薬剤性」の複合です。他にも年を取って器質性EDとなり性行為の際に明らかに女性に失望感を感じさせてしまい心因性EDも合併する場合もあります。いずれの要因の場合でも、バイアグラなどのED治療薬は有効ですので、当院にご相談ください。

ED治療薬が一般的

まず試してみてほしいのは、バイアグラをはじめとするED薬の服用です。ED治療薬を服用し、その効果を判定するのが近年の主流となっています。特定の手術や疾患がない場合には、ほとんどの場合でED治療薬の内服で大きな改善が見られます。日本ではバイアグラ(シルデナフィル)とレビトラ(バルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)の3種類の治療薬が販売されています。陰茎の血管を拡張し、血液の循環を良くする作用があり、医師の診察のもとで処方を受けることができます。


レビトラについて
発売元であるバイエル薬品より販売中止の発表がされ、現在、国内正規品は流通していません。 詳しくはレビトラ錠の販売中止が決定をご覧下さい。

レビトラ錠の代替は、安全が担保されない海外製ではなく、国内では厚労省から認可を得た国内正規レビトラジェネリックとしてバルデナフィル錠が発売開始されていますので、こちらをご利用下さい。

ED治療薬以外の治療方法

陰茎締めつけリング陰茎締めつけリングとは、勃起補助器具のひとつで「コックリング」や「ペニスリング」とも呼ばれ、シリコンやゴムなどでできたリングをペニスの根元に装着することで海綿体に流れ込んだ血液の流出を防ぎ、中折れを防止して勃起状態を維持できます。
陰圧式勃起補助器具空気圧を利用し、ペニスの海綿体に血液を送り込む医療器具です。代表的なものとして厚労省からも陰茎勃起補助の効果が認められた「ビガー2020」があります。
陰茎海綿体注射
(ICI療法)
勃起を促すためにプロスタグランジンE1製剤であるアルプロスタジルという薬剤を陰茎海綿体に直接注射することで約1時間ものあいだ効果が持続するという効果の高い方法ですが厚労省の認可を得ていない治療法であることと、治療費用が高くついてしまうことがデメリットと言えます。
陰茎プロステーシス移植外科手術によってペニスにシリコン製の支柱を埋め込み、人工的に勃起状態をつくり出す方法で満足度は86%と高いのですが特殊な手術のため治療できる病院が限られることと、治療費用が300万円と高価過ぎることから一番ハードの高い治療方法と言えます。
精力剤男性ホルモン分泌不足からくる更年期障害に起因する勃起不全の解消に効果が期待できる医薬品としてはヴィタリス製薬株式会社のオットピンと、摩耶堂製薬株式会社の金蛇精という糖衣錠があります。

自力で治す

また生活習慣病やうつ病などがある方は、EDをこれ以上進行させないためにも、それぞれの原因に応じた対策をとっていくことが重要です。たとえば糖尿病や高血圧などの生活習慣病による器質性EDの場合は、生活習慣の見直しや治療薬で、血糖値や血圧を正常に保ち続けることも大切です。

心因性EDでは、カウンセリングのほか、パートナーとの信頼関係の構築も重要です。(当院ではカウンセリングは行っておりません。)

薬剤性EDの場合は、ED治療薬の併用で十分な効果が得られない場合には、主治医の先生と相談しながら常用している薬を見直すことを当院よりお勧めする場合もございます。

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