バイアグラを普通の人が飲むとどうなる?期待できる効果はある?

浜松町第一クリニック 竹越昭彦院長 監修

更新日:

バイアグラなどのED治療薬は、EDではない方が服用しても基本的に問題ありません。しかし、性的興奮そのものを高めたり、ペニスのサイズを大きくしたりする効果はありません。
一方で、性的刺激を受けた際の勃起反応をサポートする作用があるため、普段よりも少ない性的刺激で勃起しやすくなったり、勃起までの反応が早くなったりすることがあります。
また、一度射精した後の勃起回復(いわゆる二回戦目)をサポートする効果も期待できるため、性行為の満足度向上につながる場合があります。よ

さらに、40~50代の男性の中には、加齢による勃起力の低下が徐々に進行しているにもかかわらず、その変化に気付いていない方や、「まだ薬に頼る必要はない」と考えている方も少なくありません。
そのような方がED治療薬を服用すると、普段よりも勃起の硬さや持続力の向上を実感し、自身の勃起力が以前より低下していたことに初めて気付くケースもあります。
つまり、ED治療薬の服用は単に勃起を補助するだけでなく、「現在の自分の勃起力を客観的に確認する機会」になることもあるのです。

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飲むことにより健康上のリスクはあるのか?

EDではない方がバイアグラを服用しても、健康上の大きな問題が生じることはありませんのでご安心ください。
ただし、バイアグラには血管を拡張して血流を促進する作用があるため、お酒を飲んだ後に服用すると、普段よりもアルコールの回りが早くなり、酔いやすくなることがあります。
また、バイアグラには血圧をやや下げる作用があります。アルコールにも同様の血管拡張作用があるため、飲酒後にバイアグラを服用すると相乗効果によって血圧が下がり、立ちくらみや貧血のような症状が現れる場合があります。
そのため、「お酒が弱い人」「低血圧な人」「過去に飲酒後に立ちくらみや貧血のような症状を経験したことがある方」は注意が必要です。ここれらに該当する方は、バイアグラを服用する可能性がある日は飲酒を控えた方がよいでしょう。

また、「EDではないうちからバイアグラを飲んでいると、将来EDになった際に効かなくなるのではないか」と心配される方もいらっしゃいます。
しかし、その点についても心配はありません。バイアグラは服用を続けても問題ないでも説明している通り、バイアグラは服用を続けたことで耐性が形成される薬ではありません。
そのため、現在EDではない方が服用したとしても、それが原因で将来的に効果が弱くなったり効かなくなったりすることはありません。将来EDになった場合でも、バイアグラは本来の効果をしっかり発揮しますのでご安心ください。

バイアグラを飲んではいけない人

EDでなくてもEDであってもバイアグラを飲んではいけない人もいますのでご注意ください。

  • バイアグラの成分に対して過敏症の既往歴のある人
  • 硝酸剤あるいはニトログリセリン等のNO供与剤を処方されている人
  • 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヶ月以内にある人
  • 血圧が低すぎる又は高すぎる人
  • 心血管障害で性行為が不適切と考えられる患者
  • 網膜色素変性症を患っている人
  • 重度の肝機能障害のある人

上記に該当する人は、バイアグラを飲むことはできません。飲んではいけない理由含め、以下のページにて詳しく説明しているので気になる人は必ず目を通してください。

バイアグラを飲むタイミング

バイアグラの効果を最大限に引き出すには、食前30分程度の空腹時に服用するのが理想です。
バイアグラは服用後、胃で溶けた後に小腸で吸収されます。しかし、脂質の多い食事をした直後は小腸の表面に油分が残るため、バイアグラの有効成分が吸収されにくくなり、効果が弱くなったり発現が遅くなったりすることがあります。
そのため、バイアグラを服用する際は、できるだけ空腹時に飲むことをおすすめします。

とはいえ、実際には「食事の前に飲むべきか」「食後に性行為があるのか」「何時間後に性行為になるのか」などを事前に正確に予測するのは簡単ではありません。
性行為はパートナーがいて初めて成り立つものですので、当然ながら相手の都合や気持ちも考慮する必要があります。そのため、男性側の都合だけで服用タイミングを決められず、どうしても食後に服用せざるを得ない場面も少なくありません。
そのような場合は、揚げ物や焼肉など脂質の多い食事を避け、和食を中心としたあっさりしたメニューを選ぶことがポイントです。
そして、食後2時間程度空けてから服用することで、バイアグラの効果を十分に得やすくなります。
「必ず空腹時でなければ効かない」というわけではありませんが、できるだけ空腹時に服用すること、食後の場合は低脂肪の食事を心掛けることが、バイアグラを上手に使うコツです。

EDでなくても処方してもらえるのか?

勃起力の低下や中折れなどの症状が全くない方の場合、ED治療薬の処方を受けるのは基本的に難しいでしょう。
当院には日々多くの患者様が来院されますが、「勃起力に全く問題がなく、過去に中折れで困った経験もない」という方が受診されたケースはこれまでほとんどありません。そのような方はED治療薬を必要としておらず、そもそも服用したいと考えないことが多いと思われます。
仮にそのような方が来院された場合でも、ED治療薬は決して安価な薬ではなく、副作用のリスクもゼロではないため、当院としては積極的に服用をおすすめすることはありません。
一方で、インターネット上の個人輸入代行サイトなどから安全性が確認されていない薬を購入し、自己判断で使用することは大きなリスクを伴います。
そのため、「一度試してみたい」「自分ではEDではないと思っているが少し不安がある」という方については、症状やご事情をお伺いした上で処方を検討させていただく場合もございます。まずはお気軽にご相談ください。

また、ご本人はEDではないと思っていても、実際には軽度のED症状がみられるケースは少なくありません。
以下の項目に一つでも当てはまる場合は、ED治療薬の処方対象となる可能性があります。

  • 性欲や性的興奮はあるのに、なかなか勃起しないことがある
  • 最初は勃起するものの、途中で硬さを維持できないことがある
  • マスターベーションでは問題ないが、性行為になると勃起が維持できないことがある
  • 性行為の経験が少なく、緊張によって途中で萎えてしまうことがある
  • 挿入はできても、途中で萎えて抜けてしまうことがある
  • 勃起はするものの、以前と比べて硬さが足りないと感じる
  • 特定の相手との性行為のときだけ中折れしてしまうことがある

EDは「まったく勃起しない状態」だけを指すわけではありません。
勃起の硬さや持続力に少しでも不安がある場合は、軽度のEDが始まっている可能性もあります。「自分はまだ大丈夫」と自己判断せず、一度専門医に相談してみることをおすすめします。

勃起は問題ないのに、性行為では射精が早い。いわゆる早漏で悩む方は少なくありません。
当院が2025年5月に実施した調査では、バイアグラなどのED治療薬を服用した20~50代男性の6割超が「射精までの時間が遅くなった」と回答しました。つまり、勃起力は十分でも早漏が気になる方にとって、ED治療薬は“射精の遅延”という面でも一定の効果が期待できる可能性があります。
以下が調査結果の詳細になります。

集計期間:2025年5月23日~29日
調査方法:インターネット集計
調査対象:全国の20~79歳(5歳階級別) 男性 合計10,000名

※本調査は、人口構成比に基づき年齢別に割り振った「過去6ヶ月以内に性行為の経験がある」日本全国の男性20~79歳 10,000人を対象に調査を行いました
◆人口構成比は令和7年1月1日住民基本台帳年齢階級別人口を参照
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei02_02000389.html

「20~24歳:709人」「25~29歳:735人」
「30~34歳:727人」「35~39歳:775人」
「40~44歳:855人」「45~49歳:969人」
「50~54歳:1089人」「55~59歳:935人」
「60~64歳:824人」「65~69歳:768人」
「70~74歳:827人」「75~79歳:787人」

ED治療薬を服用したことのある2,699人の内、「Q、メインとして使用しているED薬は何ですか?」の設問で正規品バイアグラ or 正規品シルデナフィル(バイアグラのジェネリック)と回答した 1,013名が対象

リサーチ協力 ⇒ 株式会社ネオマーケティング

Q.ED治療薬を服用して射精に至るまでの時間に変化はありましたか。(お答えは1つ)

メインとして使用しているED治療薬は正規品バイアグラ or 正規品シルデナフィル(バイアグラのジェネリック)と回答した 1,013名 ※単一回答

20~39歳
計336名
40~59歳
計373名
60~79歳
計304名
合計
計1,013名
凄く遅くなった 49(17.6%) 29(7.8%) 15(4.9%) 93(9.2%)
遅くなった 82(24.4%) 80(21.4%) 72(23.7%) 234(23.1%)
少し遅くなった 94(28.0%) 126(33.8%) 75(24.7%) 295(29.1%)
変化なし 78(23.2%) 111(29.8%) 124(40.8%) 30.9(30.9%)
早くなった 33(22.3%) 27(12.6%) 18(9.9%) 78(15.0%)
合計 336(100%) 373(100%) 304(100%) 1013(100%)

「凄く遅くなった」「遅くなった」「少し遅くなった」と回答を合算した割合は以下の通り。
・20~39歳:67.0%
・40~59歳:63.0%
・60~79歳:53.3%

バイアグラはEDだけでなく早漏の悩みを併せ持つ方にとって、同時に改善が期待できる可能性があるのです。

一方で「早くなった」と回答した人の割合は。
・20~39歳:9.8%
・40~59歳:7.2%
・60~79歳:5.9%

40~70代でもED治療薬の服用により5割以上が「射精までの時間が遅くなった」と回答しています。またこの「射精時間が早まった」と回答した人は僅かです。
よって、この世代で勃起力が弱まっていて尚且つ早漏で悩みを持つ場合は、まさに一石二鳥というわけです。

実際に当院の50~60代くらいの患者様から「早漏気味だったのがバイアグラにより勃起力が増したことで早漏気味が解消された」という話を多く耳にしますので早漏でお悩みの方は是非とも試してみて下さい。

参照ED治療薬で射精を遅らせることが可能か|年代別統計

「バイアグラを飲むと急にムラムラしてきて、そのまま勃起するらしい」
ED治療薬に対して、このようなイメージを持っている方は意外と少なくありません。しかし、これは大きな誤解です。
バイアグラをはじめとするED治療薬は、媚薬や催淫剤のように性欲を高める薬ではありません。あくまでも陰茎の血管を拡張し、勃起しやすい状態をサポートする薬です。
そのため、服用したからといって何もしていないのに勝手に勃起したり、急に性的興奮が高まったりすることはありません。

実際に、「飲めば自動的に勃起すると思っていたのに効果がなかった」「飲んだのに勃起しない」と勘違いされる方もいらっしゃいます。しかし、ED治療薬は勃起を補助する薬であり、勃起そのものを強制的に起こす薬ではないのです。
性的な興奮や刺激があって初めて効果を発揮するため、性的興奮がない状態では勃起しません。
つまり、ED治療薬は「性欲を高める薬」ではなく、「性的興奮を受けた際の勃起をサポートする薬」と考えていただくと分かりやすいでしょう。

バイアグラは性的刺激を受けることですごい効果を発揮する

バイアグラは、服用しただけで勝手に勃起する薬ではありません。しかし、性的な興奮や刺激を受けた際には、その効果を大いに実感できる可能性があります。
実際にEDで悩んでいた方の中には、治療薬を服用したことで「昔のような硬さが戻った」「中折れの不安がなくなった」「性行為に自信が持てるようになった」とおっしゃる方も少なくありません。
私自身も患者さんに対して、「一度試してみる価値は十分にありますよ」とお伝えすることがあります。それは決して大げさな表現ではなく、適応のある方であれば、それほど大きな変化を実感されることがあるからです。

実際に、ED治療薬をきっかけに夫婦関係が改善したご夫婦や、妊活中に念願のお子様を授かったご夫婦を数多く見てきました。
EDは単に勃起の問題ではありません。自信の低下やパートナーとの関係悪化、妊活への影響など、さまざまな悩みにつながることがあります。
だからこそ、ED治療薬は単なる勃起補助薬ではなく、人生やパートナーとの関係を前向きに変えるきっかけになることもあるのです。

ほかにも、よくあるED治療薬の誤解として「飲んだら射精後も勃起状態が続く」というものもあります。
しかし、これは正しくありません。
これまで説明してきた通り、ED治療薬は勃起しやすい状態をサポートする薬であり、性的興奮がないにもかかわらず勃起を維持し続ける薬ではありません。
そのため、性的興奮がおさまれば勃起も自然に収まります。服用したからといって、何時間も強制的に勃起し続けるわけではありませんのでご安心ください。

一方で、ED治療薬の効果が非常に高いことも事実です。
ED治療薬というと、「年齢相応の勃起力を取り戻す薬」というイメージを持たれがちですが、実際に服用された患者さんの中には、「若い頃のような硬さや反応の良さを実感できた」とおっしゃる方も少なくありません。
特に、性的刺激を受けた際の反応や勃起の維持力については、加齢によって失われていた自信を取り戻せるケースもあります。

若い頃は「間髪入れずに2回戦」「抜かずの2回戦」といったパワフルさがあった方も多いと思いますが、たとえ40代の男性だとしても、こうしたかつての持続力を発揮できるようになります。
実際にED治療薬を飲んでみると、射精後にあっというまに萎えてしまっていたペニスが、硬さを残しながら徐々に萎えていく感覚に変わることがわかるでしょう。

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私のクリニックでも、患者さんから時々このような質問を受けることがあります。

「バイアグラを飲むと、精液の量も増えるのでしょうか?」

勃起力が改善することで、「射精の勢いが強くなった」「若い頃のような感覚が戻った」と感じる方もいるため、このような疑問を持つのかもしれません。
しかし、バイアグラをはじめとするED治療薬に、精液の量を増やす効果はありません。
また、現在のところ「飲むだけで精液の量を増やせる」と医学的に認められている治療薬も存在していません。
そのため、バイアグラを服用したからといって精液量が増えたり、射精量が劇的に変化したりすることはないと考えていただいてよいでしょう。
ただし、EDが改善することで性行為への不安が軽減され、性的満足度が向上した結果として、以前よりも射精時の満足感が高まったと感じる方は少なくありません。

男性の中には「バイアグラを女性に飲ませたら興奮させられるのでは?」と考える人もいますが、当然そのような効果もありません。もちろん女性でも、ED治療薬によって血行は改善するので膣やクリトリスの神経が敏感になる可能性はあるでしょう。しかし、それも医学的な根拠はなく、あくまで憶測でしかありません。

ただし、男性でも女性でも、その思い込みが強い場合は本当にその効果が体に表れることもあります。いわゆるプラセボ(偽薬)効果です。たとえニセ薬だとしても「本物の薬」と信じて飲むと実際に効果が表れるように、「ED治療薬を飲むとムラムラする」と思い込んでいる人の場合、本当に性欲がわいてきて瞬時に勃起することがあるのです。

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ここまで、さまざまなED治療薬の誤解と効果について触れてきましたが、「ED治療薬は血管に作用する薬である」ということを覚えておいていただければ、そうした誤解はなくなるでしょう。あくまで血管に作用する薬ですから、「ムラムラさせる」といった脳へのはたらきかけや、精液の量を増やすといった効果が出ることはないのです。

そして、この特徴はED治療薬の大きなメリットでもあります。
一般的に、脳に作用する薬の中には長期間使用することで耐性が生じ、徐々に効果が弱くなってしまうものがあります。しかし、ED治療薬は服用を続けたことで耐性が形成される薬ではありません。
そのため、何度服用したからといって効きにくくなったり、将来的に効果がなくなったりすることは基本的にありません。

その効果も非常に高いので、患者さんの中にはいざと言うときに1錠だけ懐に忍ばしておくだけで安心だと言う人もいます。実際、メンタルが原因の心因性EDの場合、「万が一のときは薬を飲めばいい」と思えるだけ安心でき、心理的負担が大きく軽減されます。正しい理解で、正しい使い方をすれば、ED患者にとって治療薬は大きな味方となってくれるのです。

EDの自覚症状の無い普通の人は、バイアグラ等のED治療薬を服用する必要はありませんがサプリメントや精力剤を使用については自身に合ったものであれば健康の維持増進になりEDの予防にもなるのですが、「EDの予防」に焦点を当てた場合は当院では「睡眠時間増」「禁酒・節酒」「食事の栄養バランス」「定期的な運動」を意識することを推奨しています。
その理由は以下の通りです。

2021年に2,000人を対象に行った調査では、週2回以上の有酸素運動を取り入れることでEDの予防になることが明らかになっています。
参照定期的な運動とEDの関係

また、2022年にEDを自力で改善した人1,149人を対象に症状が改善した理由(きっかけ)を調査しております。この「治った理由」は、確実にEDの予防にも役に立つので是非とも参考にして下さい。この調査では年齢に関係なく「睡眠時間増」「禁酒・減酒」「食事の栄養バランス」「定期的な運動」がEDの予防に効果的であることが証明されています。
参照EDを自力で改善した1,149人に方法を聞いてみた

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