竹越昭彦院長コラムED予防の方法

「一日一勃ち」を心がける

40歳をすぎると、セックスレスが急増していることからもわかるように、あまりSEXをしない男性が一気に増えてくるようだ。だが、こうしたSEXから疎遠な状態がEDを招く一因ともなる。

勃起することで陰茎にある海綿体の萎縮を防止することができるし、射精時には陰茎や前立腺の血流がよくなる。しかし、長期間にわたってSEXはおろかオナニーさえしない状態が続けば、勃起がどんどん困難になっていってしまうのだ。寝たきりの状態が長く続くと脚の筋肉が落ちて歩けなくなったり、やわらかい食べものばかりとっていると歯や顎が弱くなったりするように、人間の体は廃用性萎縮をするようになっているのだ。つまり、使っていない機能は必要ないと体が勝手に判断し、使わない箇所から次々とダメになってしまうわけである。こうしたことはペニスとて例外ではない。

逆に、使っていれば衰えを防ぐことができる。とはいえ正直、年をとると週に何度もというわけにはいかないだろう。ただ、EDを防ぐには回数よりも頻度が重要なのだ。中高年男性で回数は少ないとはいえ、定期的にSEXをしている男性はEDになりにくい。定期的に勃起することで、海綿体の血管の収縮を防ぐので機能が維持され、器質性のED防止に有効となる。また、人間のSEXは実は脳でするものでもある。定期的に性的な刺激があれば、ホルモンの分泌も活発になる。

誤解されがちだが、こうした効果はSEXに限られたものではなく、オナニーでも十分に期待できるものだ。「一日一勃ち」を心がけ、SEXを行わない日にはオナ二ーをすれば男性機能の維持に役立つ。勃起することが肝要なので、射精にはこだわらなくてもいい。

ただ、過度に刺激の強いオナニーがEDを招くと指摘したように、勃起機能維持のためのオナニーは過剰な快楽に走らず、あくまでもペニスを勃起させることを主眼に置いて行うべきである。イキづらさを解消するためにオナニーを控える話はよく聞くが、中高年はむしろ適切かつ適度なオナニーをしたほうがED予防になるのだ。