ザガーロのジェネリック未承認薬「デュタプロス(Dutapros)」について

浜松町第一クリニック竹越昭彦院長監修

デュタプロス(Dutapros)はグラクソ・スミスクライン(GSK)の前立腺肥大症(BPH)治療薬であるアボダートのジェネリック医薬品で、製造販売元はトルコのイスタンブールに拠点に構えるコサックファーマ社(COCAK FARMA)です。コサックファーマ社は1971年に設立され今では1,200人の従業員、500種類以上の製品を生産しトルコを代表する製薬メーカーとなっています。テキルダー県のチェルケスキー工業地帯に東京ドーム3個分(14万平方メートル)の大きな製造工場を所有しています。

デュタプロスは、本来は前立腺肥大症の治療薬ですが、日本国内ではAGA治療目的として個人輸入で入手する人が大半を占めています。
その理由は、AGA治療薬としてデュタステリドを主成分とする医薬品が認められているのは韓国と日本の2カ国だけ。韓国ではアボダート、日本ではザガーロで、どちらもGSKが製造販売しています。それに対してBPH治療薬としてデュタステリドが認められている国は100ヵ国以上。よって、ジェネリックもBPH治療薬として発売されているのものが大半を占めるわけです。
また、用途が違うだけで薬剤自体の中身は「アボダート」=「BHP治療薬アボルブ」=「AGA治療薬ザガーロ」であり、どれもデュタステリド0.5mg含有した同じ薬ということが広く認識されていることから「アボダートのジェネリック」=「ザガーロ」と解釈されているのです。

海外ではアボダートのジェネリック医薬品としてデュタプロス以外にも多く製造されています。他のジェネリック医薬品と同様、特にインド製が多く、以下のページでも他の製剤を紹介しています。
インドのデュタステリド製剤について

以下の画像は、インターネットにて個人輸入代行業者の通販サイトにて、それらしいものを入手しただけなので本物なのか偽物なのかは判断できかねますことをご了承ください。

【商品名】デュタプロス(Dutapros)
【販売元】コサックファーマ社(COCAK FARMA)(所在地:トルコのイスタンブール)
【製造工場】※上記画像のDutaprosはトルコのテキルダー県のチェルケスキーにあるCOCAK FARMAの工場で製造。
【主成分】デュタステリド(Dutasteride)※0.5mgのみ製造
【剤 形】長楕円形の黄色がかったクリーム色の軟カプセル剤(カプセルの中身は無色の粘稠液体)
【効 果】本物であればアボダート0.5mgとほぼ同じ

デュタプロスは日本の厚労省の未認可の医薬品であり、それを国内に居ながらにして入手するのは個人輸入しか方法がありません。つまりインターネットの個人輸入業者の通販サイトを利用することになります。これには大きなリスクがあることを以下に説明しています。

  • 国が基本的に個人でも海外の医薬品を輸入可能としているのは、外国で受けた薬物治療を継続する必要がある場合や、海外からの旅行者が常備薬として携行する場合などへの配慮によるものであることを理解し、安いからといって安易にネットで個人輸入するのは危険であると厚労省も警告していることを知っておきましょう。
    参考⇒医薬品等を海外から購入しようとされる方へ - リスクが潜む個人輸入 |厚生労働省
  • 厚労省認可の医薬品であれば適正使用していたのに重篤な副作用が生じた場合は医薬品副作用被害救済制度といって治療費の一部を国が負担してくれる制度がありますが、厚労省未認可の海外の医薬品は適用外となります。ただでさえインターネットを介した個人輸入は偽物が多く副作用のリスクが高いのだから尚更です。
  • 実際に個人輸入した医薬品で死亡例も含む健康被害の報告があることを知っておきましょう
    参考⇒健康被害 - リスクが潜む個人輸入 |厚生労働省
  • ED治療薬ではファイザー、バイエル薬品、イーライリリー、日本新薬の4社で調査した結果、インターネットで購入すると薬4割が偽物であったという調査報告があり、調査に協力した製薬会社4社も以下のリンク先通り注意喚起しています。
    参考⇒インターネット購入での偽造医薬品にご注意ください

入手したデュタプロスが偽物では無く本物でありAGA治療目的で服用する場合は服用上の注意点や副作用はザガーロと同じですので以下を参考にして下さい。
ザガーロの副作用について
ザガーロの使用上の注意点


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