「朝ごはん」を食べる習慣作り 2016.04.07 thu
1日のスタートに大切な「朝ごはん」、しっかり食べられていますか?朝食をとらない人が年々増えているというのが現状です。
朝食をとらないと体にどんな影響を及ぼすでしょう。また、食べるきっかけを作るにはどんなことを心がけたらよいでしょうか。
朝食は、午前の活動に必要な大切なエネルギー源です。朝食をとらないと、脳に栄養がいかず、集中力や注意力がかけてイライラのもとに。また、腸が刺激されないため便秘の原因にもつながります。さらに、食事の回数が減ることで、1回に食べる量が増え、体に負担をかけてしまいます。
朝食をとれない原因として、夜更かしをして起きられない、夜遅くのごはんや、食べ過ぎ・飲みすぎなどが考えられます。十分な消化をされないまま就寝してしまうと、胃もたれはもちろん、睡眠の質も落ちてしまいます。その結果、目覚めが悪く疲れがとれない、お腹も空かない、昼や夜にドカ食いをしてしまう、という悪循環に陥いりかねません。残業などで帰りが遅くなる場合は、職場でおにぎりなどを食べ、帰宅後に野菜中心の消化の良いスープなどを食べるといった「分食」がおすすめです。早起きをして美味しいご飯を食べよう!という意識にシフトすると、深夜のごはんをぐっと我慢できるでしょう。
しかし、夫婦で共働きをしていると、朝から栄養バランスの良い食事を考え、何品も作っていられないというのが現実です。
ですが、「一品で何品目も摂れるごはん」を心がければ、決して「一汁三菜」という形にとらわれることはありません。工夫次第で、ごはんと味噌汁だけでも十分バランスのよい食事になります。お浸しやサラダを別に作らなくても、味噌汁に緑黄色野菜やきのこ、海藻類をたっぷりいれれば、ビタミンやミネラル、食物繊維を十分に補うことができます。冷蔵庫の余り野菜を片付ける感覚で作れば、気持ちもずっと楽になりますよ。これに、調理の手間のかからない納豆や卵、漬物などを加えれば完璧な朝食になります。
また、ボタン一つで調理できる炊き込みご飯などもおすすめです。たんぱく質を混ぜ込めば、魚や卵を焼いたりする手間も省けます。多めに炊いて小分けに冷凍しておけば、解凍するだけです。具沢山のシチューを作って冷凍しておけば、パン食のときにもいいですね。
他にも、調理済み食品や缶詰・瓶詰をうまく利用するとよいでしょう。火を使わず骨まで食べられる魚の缶詰は、栄養価も高くとっても重宝しますよ。完璧を目指すのではなく、まずは継続出来ることから少しずつ始めてみましょう。
「朝ごはんを食べる」という意識は、生活リズムを整えるきっかけになり、生活習慣病の予防にもつながります。
新年度でお酒を飲む機会も増えますが、〆のラーメンをぐっとこらえて目覚めのよい朝を迎え、朝ごはんを美味しくいただきましょう。
精のつくレシピ集では、朝食におすすめ、あると便利な作り置きレシピも紹介しています。是非参考にしてみてくださいね。
参考レシピ
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