周囲が汚くてED「マンガ」
浜松町第一クリニック 竹越昭彦院長 監修
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これも、実際にクリニックを訪れた患者さんから伺ったことのあるケースです。
同じような話を友人から聞いたこともあり、決して珍しいケースではないのかもしれません。
このタイプのEDでは、性行為そのものよりも、「周囲の環境が気になって性的な気分に集中できない」ことが原因となります。
相手の女性に魅力を感じていても、部屋に入った瞬間に、床に物が散らかっていたり、ゴミが目についたり、清潔感が気になったりすると、気持ちが一気に冷めてしまうことがあります。
実際に相談された男性も、女性の部屋に入った瞬間から部屋の散らかりが気になってしまったそうです。
とはいえ、せっかく良い雰囲気になって部屋まで来たのだから、何もしないで帰るのも申し訳ないと思い、性行為を試みたものの、どうしても周囲の環境が気になってしまい、途中で勃起を維持できなくなってしまったとのことでした。
この男性は、普段から身だしなみに気を配るタイプで、やや神経質なところもあったため、もともと清潔さや周囲の環境に敏感な性格だったのかもしれません。
このようなケースでは、ED治療薬を服用しても、十分な効果を得られないことがあります。
ED治療薬は、性的な刺激や興奮がある状態で勃起をサポートする薬です。そのため、部屋の汚れや臭い、騒音などが気になって性的な気分そのものが冷めてしまえば、薬だけで問題を解決することは難しくなります。
もちろん、どのような環境で性的な気分になるかには個人差があります。散らかった部屋でもまったく気にならない人がいる一方で、清潔で落ち着いた空間でなければリラックスできない人もいます。
そのため、このタイプのEDでは、自分が性的な気分に集中できる環境を整えることが重要です。可能であれば、部屋をある程度片付けて清潔にしておく、照明や室温を調整する、周囲の騒音を避けるなど、二人がリラックスできる環境をつくるとよいでしょう。
また、相手の部屋が気になってしまう場合でも、いきなり相手を責めるのではなく、「もう少し落ち着ける場所で過ごしたい」など、相手の気持ちに配慮しながら伝えることも大切です。
性行為は、身体的な刺激だけでなく、安心感や心理的なリラックスも大きく関係します。
「なぜかこの環境だと勃起しにくい」という心当たりがある方は、薬だけに頼るのではなく、自分がリラックスして過ごせる環境についても一度見直してみるとよいでしょう。
「女性には魅力を感じているのに、部屋に入った途端に性的な気分が冷めてしまった」「部屋の汚れが気になって、性行為に集中できなかった」 このような経験をする男性もいます。
もちろん、部屋の片付け方や清潔感に対する価値観は人それぞれです。多少散らかっていても気にならない人がいる一方で、周囲の環境が気になってしまうと、性的な興奮を保つことが難しくなる人もいます。
特に、普段から清潔感を大切にしている方や、臭い・汚れなどに敏感な方の場合、性行為そのものよりも「部屋の状態」が気になってしまい、性的な気分に集中できなくなることがあります。
このような場合には、「部屋が汚いこと」そのものが身体的なEDを引き起こすというより、環境に対する嫌悪感やストレスによって性的興奮が妨げられ、結果として勃起しにくくなると考えると分かりやすいでしょう。
部屋の汚れや散らかりが気になってしまう
床に衣類やゴミが散らかっていたり、テーブルの上が物でいっぱいだったりすると、どうしてもそちらに意識が向いてしまうことがあります。
特に、「これを踏んだらどうしよう」「ベッドが汚れていないだろうか」などと考え始めると、性的な刺激よりも部屋の状態を確認することに意識が集中してしまいます。
性的な興奮には、身体的な刺激だけでなく、安心してリラックスできる心理状態も大切です。そのため、周囲の環境が気になり続けることで、勃起が弱くなったり、中折れにつながったりすることがあります。
解決方法
できるだけ落ち着いて過ごせる環境を選ぶ
- 部屋が比較的片付いている場所を選ぶ
- ホテルなど、清潔で落ち着いた環境を利用する
- 自宅であれば、あらかじめ簡単に片付けてもらう
- 部屋の状態が気になる場合は、無理に性行為を始めない
「どんな環境でも気にしないようにする」のではなく、自分がリラックスできる環境を選ぶことも大切です。
臭いや不衛生な環境に強い抵抗を感じる
部屋の見た目だけでなく、タバコや生ゴミ、汗、ペットなどの臭いが気になってしまう方もいます。
また、寝具やタオルの清潔感など、普段はあまり意識しない部分が気になり、それが性的な気分を妨げてしまうこともあります。
特に、もともと臭いや汚れに敏感な方の場合、一度「不衛生かもしれない」と感じてしまうと、そのことが頭から離れなくなり、性的な刺激に集中できなくなることがあります。
解決方法
気になるポイントを事前に減らしておく
- 換気をして部屋の臭いを取り除く
- 寝具やタオルなどを清潔なものにする
- ゴミや汚れが目につかない状態にする
- 必要であれば、ホテルなど別の場所を選ぶ
「相手の部屋だから我慢しなければ」と考える必要はありません。二人が快適に過ごせる環境を選ぶことも、性生活を楽しむための工夫の一つです。
「こんな環境では性行為をしたくない」という心理的な拒否感
部屋の汚れが気になる方の中には、「汚い」という認識が、そのまま相手への性的な気持ちにも影響してしまうことがあります。
たとえば、相手自身には魅力を感じているにもかかわらず、部屋を見た瞬間に「生活感がありすぎる」「だらしない人なのかもしれない」と感じ、そのイメージが性的な気分を冷ましてしまうケースです。
性的な興奮は、相手の身体だけでなく、相手に対して抱いているイメージや心理状態にも左右されます。
解決方法
「部屋」と「相手への気持ち」を切り分けて考える
- 部屋の状態だけで相手の人柄を決めつけない
- 自分が何に抵抗を感じているのか整理する
- 相手の魅力や良い部分にも意識を向ける
- 無理に性的な気分になろうとしない
部屋の環境が気になること自体は、決しておかしいことではありません。ただし、環境への嫌悪感が強すぎる場合は、無理をせず、自分が安心できる状況で性行為を行うことが大切です。
相手に注意できず、我慢して性行為を続けてしまう
「部屋が汚い」と感じても、相手に直接伝えるのは難しいものです。
特に、付き合い始めたばかりの相手であれば、「部屋を片付けてほしい」と言うことで嫌われるのではないかと心配し、何も言わずに我慢してしまうことがあります。
しかし、気になっていることを我慢したまま性行為を続けようとすると、性的な興奮よりもストレスが強くなり、勃起を維持しにくくなる場合があります。
解決方法
相手を責めるのではなく、自分の希望として伝える
- 「汚い」と直接否定する言い方は避ける
- 「もう少し落ち着ける場所だとうれしい」と伝える
- 一緒に片付けるという方法を提案する
- 自宅以外の場所で過ごすことも検討する
相手の人格を否定するのではなく、「自分はこういう環境のほうがリラックスできる」と伝えることがポイントです。
一度の失敗が「この相手・この場所では勃たない」という不安につながる
一度、部屋の環境が気になって性行為中に中折れすると、その経験が強く記憶に残ってしまうことがあります。
すると次に同じ相手と性行為をするとき、「また部屋が気になったらどうしよう」「また途中で萎えたらどうしよう」と考えてしまい、性行為を始める前から緊張するようになることがあります。
その結果、実際には部屋がきれいになっていても、今度は「また失敗するかもしれない」という予期不安そのものが勃起を妨げることがあります。
解決方法
過去の失敗を「次も失敗する理由」にしない
- 一度の中折れを必要以上に気にしない
- 次の性行為を「リベンジ」の場にしない
- 勃起しているかどうかを何度も確認しない
- キスやスキンシップなどからゆっくり始める
- 不安が続く場合は医療機関に相談する
「今回はうまくいかなければならない」と考えるほど、プレッシャーは強くなります。まずは性行為の結果よりも、二人で過ごす時間を楽しむことを意識してみましょう。