竹越院長コラムSEXをすると骨盤底筋が強くなる

SEXをすることで肛門付近にある骨盤底筋が強化されるという。

骨盤底筋

30代女性のおよそ3割が、膣や骨盤の筋肉がゆるみ、せきやくしゃみをしたときに尿漏れの経験があるといわれているが、この原因が骨盤底筋の衰えによるものと考えられている。

こうした症状を緩和するために考案されたのがケーゲル体操だ。日本でも産後の女性のための体操として広く行われている。もともと骨盤底筋の強化のためのトレーニングだったが、海外では性感が高まってしまう副作用が指摘され、実質的には失禁の予防とあわせて性感アップのためにこの体操は行われているようだ。この体操は男性の性感を高めるばかりか、さらには骨盤底筋が鍛えられることで射精をコントロールしやすくなる効果がある。SEXとあわせて、このケーゲル体操を行えば倍の効果が期待できるだろう。

SEXをすると若返り、頭もよくなる

SEXをすると健康にいいばかりか、男性は見た目も若くなり、記憶力も向上するという科学的な調査結果が報告されている。

イギリスのロイヤルエジンバラ病院のデビッド・ウィークス医師は、アメリカとヨーロッパの24〜104歳の男女約3500人を対象に(中心層は45〜55歳)、マジックミラー越しに第三者に見てもらい「何歳に見えるか」を調査。あわせて調査対象者に生活に関するアンケートを行った。

調査結果によれば、実年齢より7〜12歳も若く見える対象者の多くは「1週間に3回以上」SEXをしていることがわかったのだ。性的に活発な人は、身体能力が総じて高いと別で述べたことがあるが、外見も若々しいというわけである。ただし、「1週間に3回以上」のレベルを大きく超える頻度でSEXをしている人は、この限りではないという。何事もほどほどがいいとは言うが、この調査結果によれば、やり過ぎは外見の老化を招くということなのだろう。

また、アメリカのアイビーリーグに属する名門・プリンストン大学のエリザベス・ゴールド教授らがまとめた論文「SEXと脳の関係」によれば、SEXによって脳が発達し、記憶力が増す可能性があることも指摘されている。

実験では、ラットを「毎日、同じ相手と性交するグループ」「2週間に一度だけ、そのつど違う相手と性交するグループ」「性交をしないグループ」に分類し、記憶力を司る脳の海馬の神経細胞の変化を調査した。

実験結果からは、「性交をしないグループ」には変化が認められなかったのに対して、「毎日、同じ相手と性交するグループ」は神経細胞が飛躍的に増加していたのだ。「2週間に一度だけ、そのつど違う相手と性交するグループ」も神経細胞は増えていたが、興味深いことにストレスを感じると増加する血中のグルコチロイドも上昇した。ラットも決まった相手とのSEXでないと、ストレスを感じるらしい。

人間の男性にも、決まった相手でないと勃起しないというタイプのEDを発症する人は少なくない。今やセックスレス大国となった日本においては、妻だけには勃起しないという男性も多いが、その反対に決まった相手以外とのSEXではパートナーへの罪悪感や緊張からくるストレスによってペニスが勃起しないタイプのEDの人も少なくないのだ。ストレスを抱えていない方が脳の機能が上がることは、誰もが経験的には把握しているが、実験でもこれを裏付ける結果が得られたということだろう。ただ、すべての人間が同じ条件にストレスを感じるとは限らない。ラットとは違い、決まった相手とのSEXにより強いストレスを覚えることもあり、これが前述した「妻だけにはED」ということなのである。