スローセックス(セックスの工夫)

浜松町第一クリニック 竹越昭彦院長 監修

更新日:

EDの予防・改善でまず意識していただきたいのは、性的な刺激や射精の機会を“長く空けすぎない”ことです。セックスが難しい状況であれば、マスターベーションでも問題ありません。長期間射精の機会がないと、体は元気でも、いざという場面で思うように反応しにくくなることがあります。
一方で、中高年になるとセックスの機会が減ってしまう方が少なくありません。背景としては、育児や家事、仕事の忙しさに加え、夫婦関係が「異性」としての距離感から「生活パートナー」中心に変化していくこと、誘いにくい空気が定着してしまうことなどが挙げられます。そうしてセックスから遠ざかる期間が続くと、刺激の機会そのものが減り、性欲も自然と薄れていく…という流れが起こりやすくなります。

以下の集計表は2023年6月に既婚もしくは事実婚で異性のパートナー同居している20~40代の男女、合計3000人の中でセックスレスの経験のある男性755人、女性763人を対象に「セックスレスになったきっかけ・原因」についてアンケート調査した時のものです。男女共に「育児と家事が忙しくなったから」が一番です。

集計期間:2023年6月19日~23日
調査方法:インターネット集計
調査対象:既婚もしくは事実婚で現在、異性のパートナーと同居中の20~49歳(10歳階級別) 男女 各3,000名

※20~49歳(10歳階級別) 男女 3,000人の内訳は以下の通り
「20~29歳 男性:500人」「20~29歳 女性:500人」
「30~39歳 男性:500人」「30~39歳 女性:500人」
「40~49歳 男性:500人」「40~49歳 女性:500人」

リサーチ協力 ⇒ 株式会社ネオマーケティング

Q、セックスレスになった「きっかけ・原因」は何ですか?(最大3つまで選択可能)

セックスレスになった理由 男女別ベスト6

男性のセックスレスになった理由ベスト6

1位:育児と家事が忙しくなったから(25.2%)
2位:パートナーがセックスを求めてこないから(18.9%)
3位:セックスを求めてもパートナーに断られるから(17.1%)
4位:自分またはパートナーの仕事が忙しくなったから(13.9%)
5位:お互いにセックスを必要としていないから(11.9%)
6位:性欲がなくなったから(11.1%)

女性のセックスレスになった理由ベスト6

1位:育児と家事が忙しくなったから(30.5%)
2位:性欲がなくなったから(23.1%)
3位:パートナーがセックスを求めてこないから(17.4%)
4位:お互いにセックスを必要としていないから(16.3%)
5位:パートナーを家族としか見ることができなくなったから(13.4%)
6位:自分またはパートナーの仕事が忙しくなったから(10.5%)

当院にて実施したセックスレスはどの程度、浮気や離婚のリスクとなるのかの調査では、セックスレスは、パートナー間のすれ違いが長引くほど、関係性の満足度が下がったり、浮気・離婚のリスクにつながる可能性があることが判明しています。
解消の第一歩は、セックスレスについてパートナーと落ち着いて話し合うことです。 そのうえで、相手を「生活の仲間」だけでなく「異性」としても大切に扱えるように、身だしなみや言葉づかい、立ち振る舞いを少しずつ整えていきましょう。家に子どもがいて難しい場合は、時には外に誘ってみるのも一つの方法です。映画や食事、手をつないで散歩するなど、恋人気分を思い出せる時間があると、自然に距離が近づくこともあります。

ここで、男性側の理由で多い「パートナーが求めてこない」「求めても断られる」に注目してみましょう。大切なのは、「なぜ断られるのか」「なぜ求めてこないのか」を一方的に決めつけず、原因を丁寧に探ることです。
一般に、男性は比較的“自発的に”性欲が湧きやすい一方、女性は“きっかけ”や“安心感”によって気持ちが高まりやすい傾向があります。つまり、求められることそのものよりも、普段のコミュニケーションや思いやり、愛情表現の積み重ねが重要になるケースが少なくありません。日常の接し方を少し見直すことが、解決の糸口になることも多いでしょう。

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しばらくセックスから遠ざかっているうちに、気づかないままED気味になっていた――という方は少なくありません。さらに「途中で萎えてしまう(中折れ)が増えた」という場合、性機能そのものの問題だけでなく、“慣れ”や“マンネリ”が影響していることもあります。最近、セックスがいつも同じ流れになっていませんか?

たとえば毎日同じカレーを食べ続けると、だんだん飽きて食欲が湧きにくくなります。匂いだけで「もういいや…」となることも。ですが、具材やスパイス、作り方を少し変えるだけで、同じカレーでも新鮮においしく感じられます。いつもは奥様が作っている料理を、たまには一緒に作って、場所を変えて食べてみる――そんな小さな変化でも気分は変わります。

同じように、同じパートナーであっても、雰囲気やシチュエーションを変えたり、いつもと違う工夫を取り入れたりすることで、マンネリをやわらげて盛り上がりやすくなります。

  • いつもと違う体位を試してみる
  • 温泉旅行などの一泊旅行に出かける
  • 場所を変える(ホテルを利用する等)
  • アダルトグッズを取り入れてみる

こうした工夫は意外とたくさんあります。無理のない範囲で、できそうなものから少しずつ試してみてください。

集計期間:2023年6月19日~23日
調査方法:インターネット集計
調査対象:全国の既婚もしくは事実婚で異性のパートナー同居している20~49歳(10歳階級別) 男女 合計3,000名
「20代男性:500人」「20代女性:500人」
「30代男性:500人」「30代女性:500人」
「40代男性:500人」「40代女性:500人」
リサーチ協力 ⇒ 株式会社ネオマーケティング

Q、セックスをする目的は何ですか?(最大2つまで選択可能)

男性 1,500人 女性 1,500人
合計 20代
500人
30代
500人
40代
500人
合計 20代
500人
30代
500人
40代
500人
愛情確認 613 213 212 188 750 298 241 211
心の癒し 340 115 112 113 247 98 71 78
ストレス発散 168 60 56 52 96 25 46 25
性的な快楽のため 679 187 223 269 368 124 124 120
テクニックを磨くため 43 18 18 7 17 7 8 2
モテるため 49 22 16 11 11 8 2 1
子作りのため 237 98 90 49 368 124 137 107
相手への奉仕 158 60 51 47 138 54 50 34
義務だから 25 12 9 4 90 26 42 47
健康維持のため 91 35 26 30 58 16 19 23
その他 0 0 0 0 1 1 0 0
特に目的はない 88 23 26 39 176 36 59 81

セックスをする目的 男女別ベスト5

男性の目的ベスト5

1位:性的な快楽のため(45.3%)
2位:愛情確認(40.9%)
3位:心の癒し(22.7%)
4位:子作りのため(15.8%)
5位:ストレス発散(11.2%)

女性の目的ベスト5

1位:愛情確認(50.0%)
2位:性的な快楽のため(24.5%)
3位:子作りのため(24.5%)
4位:心の癒し(16.5%)
5位:特に目的はない(11.7%)

セックスに求めるものは、男女で傾向が違うと言われることがあります。一般に、男性は「性的な快楽」を重視しやすく、女性は「安心感」や「愛情の確認」を大切にしやすい、という見方です。
この調査でも、男性の1位は「性的な快楽」、女性の1位は「愛情確認」となっており、こうした傾向が一定程度あることがうかがえます。

ただし注目したいのは、男性も約4割が「愛情確認」を目的に挙げている点です。つまり男性も、身体的な満足だけでなく、「大切にされている」「必要とされている」という気持ち(精神的な満足)を強く求めていることがわかります。
一方、女性も「性的な快楽」を求めていないわけではありませんが、「愛情確認」がそれを上回っています。女性はまず精神的な安心を得たいという気持ちが土台にあり、その延長線上に身体的な快楽がある――という傾向が読み取れます。

よりよい関係のためには、「どうすれば相手が安心できるか」「どうすれば大切に思っていることが伝わるか」を意識して向き合うことが大切です。それが結果的に自分自身の安心感にもつながり、二人の満足度を高めやすくなります。
男女双方の「愛情確認」を優先することで、結果として質の高い性的な満足にもつながる――この視点を持つことが、より良いセックスへの近道になるでしょう。性的な快楽だけを目的にしてしまわないよう、パートナーとの気持ちの共有を大切にしてください。

性別及び年代別でのセックスの目的を調査した詳細結果は以下をご参照ください。

集計期間:2023年6月19日~23日
調査方法:インターネット集計
調査対象:全国の既婚もしくは事実婚で異性のパートナー同居している20~49歳(10歳階級別) 男女 合計3,000名
「20代男性:500人」「20代女性:500人」
「30代男性:500人」「30代女性:500人」
「40代男性:500人」「40代女性:500人」
リサーチ協力 ⇒ 株式会社ネオマーケティング

Q、セックス好きですか?(答えは1つ)

男性 1,500人 女性 1,500人
合計 20代
500人
30代
500人
40代
500人
合計 20代
500人
30代
500人
40代
500人
とても好き 565
37.7%
188 180 197 135
9.0%
63 42 30
好き 445
29.7%
163 145 137 289
19.3%
132 91 66
どちらかといえば
好き
415
27.7%
128 145 142 598
39.9%
215 208 175
どちらかといえば
嫌い
57
3.8%
14 23 20 302
20.1%
59 96 147
嫌い 9
0.6%
2 4 3 101
6.7%
17 38 46
とても嫌い 9
0.6%
5 3 1 75
5.0%
14 25 36
男性 1,500人 女性 1,500人
合計 20代
500人
30代
500人
40代
500人
合計 20代
500人
30代
500人
40代
500人
好き 1425
95.0%
479 470 476 1022
68.1%
410 341 271
嫌い 75
5.0%
21 30 24 478
31.9%
90 159 229

参照元 ⇒ 【【調査詳細】セックスが好きですか?嫌いですか?「性別及び年代別」

Q、セックスの重要性を教えてください(答えは1つ)

男性 1,500人 女性 1,500人
合計 20代
500人
30代
500人
40代
500人
合計 20代
500人
30代
500人
40代
500人
とても重要 480
32.0%
162 163 155 196
13.1%
84 72 40
重要 454
30.3%
170 144 140 299
19.9%
148 95 56
どちらかといえば
重要
405
27.0%
130 135 140 461
30.7%
166 154 141
どちらかといえば
重要ではない
112
7.5%
26 39 47 256
17.1%
61 90 105
重要ではない 23
1.5%
7 7 9 128
8.5%
17 41 70
全く重要ではない 26
1.7%
5 12 9 160
10.7%
24 48 88
男性 1,500人 女性 1,500人
合計 20代
500人
30代
500人
40代
500人
合計 20代
500人
30代
500人
40代
500人
重要 1339
89.3%
462 442 435 956
63.7%
398 321 237
重要ではない 161
10.7%
38 58 65 544
36.3%
102 179 263

参照元 ⇒ 【【調査詳細】性生活におけるセックスの重要性は?「性別及び年代別」

男性は「好き」が95%、「重要」が89%女性は「好き」が68%、「重要」が64%という結果でした。
年代別に見ると、男女とも年齢とともに「嫌い」「重要ではない」と回答する人が増える傾向がありますが、特に女性の増加がより目立ちます。

背景として大きいのが、出産・育児の影響です。初めての出産、初めての育児は想像以上に負担が大きく、子どもの世話をしながら家事もこなす毎日は、体力的にも精神的にも余裕がなくなりがちです。その状態では「セックスを考える余裕がない」というのは自然な流れでしょう。これは、セックスレスになった理由 男女別ベスト5で女性の1位が「育児と家事が忙しくなったから」になっていることからも示唆されます。
また、子どもができることで「家族になった実感」が強まり、恋愛相手として見ていたパートナーを“家族”として捉える割合が増えることもあります。育児中心の生活が続くほど、セックスから距離が生まれやすく、結果として性欲が低下していく――こうした流れが、年齢とともに「好き」「重要」と答える人が減る一因になっていると考えられます。

もう一つ、見逃せない要因として「セックスが一方的になっている」ケースがあります。男性側が挿入や射精を優先し、相手の気持ちや満足を十分に汲み取れていないと、女性は“満たされない体験”を重ねることになり、次第にセックスそのものを避けたくなることがあります。セックスレスになった理由 男女別ベスト5で男性の上位に「求めても断られる」「求めてこない」が入る背景にも、こうしたすれ違いが関係している可能性があります。
ここで大切なのは、セックスをする目的 男女別ベスト5でも触れたように、男女で“セックスに求めるもの”に違いが出やすい点を理解することです。一般に男性は身体的な快楽(射精)に意識が向きやすい一方、女性は安心感や愛情の実感といった「感情面」を重視しやすい傾向があります。
女性は、射精の有無よりも「大切にされている」「愛されている」と感じられること自体で満足できることがあります。 もちろん挿入も愛情表現の一つですが、まずは「セックス=射精」という考え方に縛られすぎないことが大切です。ときには裸で抱き合い、キスやスキンシップを丁寧に重ねるだけでも、“十分に満たされるセックス”になり得ます。

パートナーに断られることが増え、そのままセックスから遠ざかってしまった――という方も少なくありません。特に出産後は、育児による疲労や睡眠不足、ホルモンバランスの変化などが重なり、気持ちが乗りにくくなることがあります。
また、産後に限らず「痛い」「気持ちよくない」「気分になれない」「面倒に感じる」といった理由で、セックスに前向きになれない方もいます。こうした背景には、体調の変化やストレス、関係性のすれ違いなど、いくつもの要因が絡むことが多いものです。

もし拒まれてしまったら、まずは一度立ち止まって考えてみましょう。「今まで自分本位のセックスになっていなかったか…」と。
繰り返しになりますが、男性は身体的な快楽に意識が向きやすい一方で、女性は安心感や愛情の実感など“気持ち”を重視しやすい傾向があります。
イクこと(射精)だけを目的にしたセックスでは、気持ちが置き去りになりやすく、精神的な満足につながりにくいこともあります。

そんなときに試していただきたい考え方の一つが、「スローセックス」です。スローセックスとは、射精をゴールにするのではなく、ゆっくり時間をかけて、相手への思いやりやコミュニケーションを大切にしながら、触れ合いそのものを味わうスタイルです。日本でこの概念を広めたアダム徳永氏は、スローセックスの本質を8つの視点として提示しています。

  1. 1、セックスは神様からの最高のプレゼントであり、崇高で尊厳ある行為。それを実践するもの
  2. 2、愛と性エネルギーを交流させ、人生に喜びと幸福をもたらすもの
  3. 3、セックスは男女の究極的な芸術表現。豊な感性を育み感受性を育てるもの
  4. 4、最高のエクスタシーを体感し、最高の喜びを共有し合うもの
  5. 5、前戯15分・交接5分のセックス、欲望の処理を目的としたセックス、相手を無視した自分勝手なセックス、これらを「ジャンクセックス」と呼び、その対極をなすもの
  6. 6、感じているふり・イッたふりなど一切しなくていい、ただ快感に酔いしれる行為
  7. 7、イクことは結果でしかない。イクこと・イカせることを目的とせず、セックスの行為そのものを、時間を忘れて満喫するもの
  8. 8、正しい性知識を学び、そのテクニックをマスターしてはじめて実現できるもの

8.)にあるように、スローセックスは「知識」と「相手への配慮」を前提に成り立つものです。やり方を誤ると、ただ時間が長いだけで負担になってしまい、かえって苦手意識が強まることもあります。
二人の愛情を深め、無理なくセックスを楽しむためにも、考え方や実践のポイントを学んでみるのは一つの選択肢でしょう。射精を最優先にしないため、ED気味で“結果を求めるプレッシャー”が強い方にも取り入れやすい方法です。なお、痛みがある場合は我慢せず、婦人科などで原因(乾燥、炎症など)を相談することも大切です。


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