レビトラ販売中止で国内から姿を消す

浜松町第一クリニック 竹越昭彦院長 監修

【2021年11月30日現在】レビトラ錠10mg、20mg共に全医院にて在庫は潤沢にございます。

レビトラ錠の販売元であるバイエル薬品は、2021年10月に公式サイトであるバイエルファーマナビにてレビトラ®錠5mg、10mg、20mgの販売中止を発表しました。

「レビトラ20mgは2022年1月」「5mg、10mgは2022年3月」を出荷終了予定時期としています。これにより2022年1~5月頃にかけてレビトラ錠は国内の市場から姿を消し、2004年6月の発売以来、18年弱の歴史に終止符を打つことになりました。

販売中止の理由

理由としてバイエルは、ドイツのレバークーゼンの製造工場にて長期にわたり次回以降の生産及び入荷の目途が立たず、今後も安定した供給が困難であると判断したためとしています。 品質に問題があったのでは?と心配される方もいらっしゃいますが決してそうではありませんのでご安心ください。

バイエル発表の出荷終了予定時期は以下の通りです。
これは医薬品の卸への注文及び納品が停止となる期日であって出荷終了予定時期が過ぎても医療機関に在庫がある内は処方はされ続けます。

販売名包装使用期限出荷終了
予定時期
レビトラ錠5mg10錠×1不明2022年3月
レビトラ錠10mg10錠×22022年11月2022年3月
レビトラ錠20mg10錠×22022年10月2022年1月
※出荷予定時期はメーカー在庫状況により多少前後する可能性あり

レビトラ錠は出荷終了予定日を2022年1~3月としていますが、実際に当院でも在庫が無くなり処方不可となる期日は2022年3~4月頃と予想しています。
レビトラ錠が市場から消えた後、レビトラユーザーはどうすればよいのか?

レビトラ錠は国内での特許は満了し、現在は国内正規レビトラジェネリックとしてバルデナフィル錠が発売されているので、こちらを代替薬として使用することを推奨します。

個人輸入代行業者の運営する通販サイト等でレビトラ錠を購入するのは避けて下さい。2016年にED薬の発売元である4社が合同で実施したED治療薬調査ではインターネットで流通するED治療薬の約4割が偽造品だったことが明らかになっています。

また、平成16年にはインターネット上の個人輸入代行業者が扱っていたレビトラのジェネリックと称する錠剤に、バルデナフィルは検出されず、シルデナフィルに類似した化学構造を有するホモシルデナフィルを含有していることが判明という報告もあります。
参照元 レビトラジェネリックと称する無承認無許可医薬品の発見について|厚生労働省

レビトラ錠は世界各国で発売されています。その中で日本でのレビトラのED薬市場シェアは世界一、売上は上位だったことを考えると日本国内の製薬会社に対してレビトラ錠の製造販売の権利を譲渡して復活する可能性はあるかもしれません。

しかし、今のところ、一切そのような話は聞かないので、現状では望みは薄いと思われます。私は、国内からレビトラ錠が無くなると個人輸入でレビトラを手に入れようとする人が増え、それに伴い偽造薬を掴まされ思わぬ健康被害も増えることを懸念しています。ED薬は特に偽造品が多いので特に注意が必要です。
レビトラが国内市場から無くなると個人輸入でのレビトラの需要が高まるのは容易に想像できます。悪意のある業者はそこを狙ってくるのです。どうかお気を付け下さい。

本来、厚労省から認可を得た医薬品を適正に使用していたにも関わらず副作用等により重篤な健康被害を生じた場合、治療費を給付してくれる公的な制度である医薬品副作用救済制度の適用となりますが海外から個人輸入した医薬品に対しては対象外となることも付け加えておきます。

院長 竹越 昭彦 たけこし あきひこ
略歴
  • 1966年 生まれ
  • 1991年 日本医科大学卒業
  • 1991年 日本医科大学付属病院
  • 1993~2002年 東戸塚記念病院 外科
  • 2004年10月 浜松町第一クリニック開院
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