竹越院長コラム国家がバイアグラを活用!? バイアグラ・オイスター!?

バイアグラの変わった活用法 −国家・牡蠣−

国家が真剣にバイアグラの有効活用を検討しているという話もあるようだ。
イスラエルの日刊紙「イディオト、アハロノト」が報じるところによれば、イスラエル空軍は戦闘機パイロットの高空での能力向上のために、バイアグラの利用を検討しているという。

イスラエル空軍

イスラエルの医師がアフリカの登山家を対象に行った研究で、バイアグラの有効成分が疲労や目まいを起こしやすい低酸素状態でも登山能力を向上させることが判明し、この研究結果を受けて、イスラエル軍の軍医が高度1万5000m以上の上空で活動する戦闘機パイロットへのバイアグラの投与を思いついたという。

すでに、実際に活用しているケースもあるという。2008年12月26日付アメリカの高級紙「ワシントン・ポスト」によれば、CIA(米中央情報局)がイスラム原理主義の過激派組織の動向についての情報の報償として、アフガニスタンの部族長らにバイアグラを渡しているという。

CIAは以前から情報提供者に報酬を支払っていたが、アフガニスタンにおいて情報を得るためにバイアグラを利用するに至った理由が興味深い。報酬がバイアグラになる前は、ポケットナイフや工具、玩具や学校の備品、旅行ビザや手術などの医療サービスを提供していたが、これらに加えてときどきバイアグラを渡すようになったという。こうした物品やサービスが報酬として提供されているのは、従来の武器や現金では、武器は流出するリスクがあり、現金を手にした人物は目立ちやすいという難点があるからだ。

だが、本当の理由は別のところにある。アフガニスタンはイスラム教国であり、部族長には複数の妻がいるケースが多い。「ワシントン・ポスト」は、バイアグラは「彼らが権威ある立場」を回復するために効果的と伝えているが、まさに男を立たせる薬の効果が世界中で認められたわけだ。

さらに驚くことに、バイアグラは人間以外にも効果を発揮するらしい。2007年には、オーストラリア・シドニー北部のカキ養殖業者が、バイアグラを使って育てた「バイアグラ・オイスター」をつくり話題となった。このカキを考案した男性は、前立腺がんの手術後、ED治療のためにバイアグラを服用したことにヒントを得て、カキ養殖業者にアイデアを持ち込んだという。

牡蠣

海中から収穫したカキを、バイアグラを溶かした水槽に入れるという製法は特許も取得し、およそ一万個の「バイアグラ・オイスター」を生産したというが、驚くのはバイアグラの影響か通常のサイズよりかなり大きくなり、真偽のほどは疑わしいが、バイアグラの効能もあるという。

当然、バイアグラを製造・販売しているファイザーは目的外の使用に怒り、「バイアグラ」の名前を外さなければ法的措置を取るとまで警告し、ちょっとした場外乱闘に発展した。

「バイアグラ・オイスター」がED治療に効果があるとは考えにくいが、こうした便乗商法が出てくるのも、バイアグラが世界中で認知されているからなのだろう。