レビトラレビトラの正しい服用方法と処方

浜松町第一クリニック竹越昭彦院長監修

【2019年11月15日現在】レビトラ錠は全医院在庫切れです。
バイエル薬品より未だ供給再開の目途は立っていないとのこと。

レビトラはED(勃起不全)治療薬としてバイアグラの次に誕生したお薬です。製造販売はアスピリンの開発で有名なドイツに本社を持つバイエル薬品という製薬会社です。有効成分は「バルデナフィル」、製剤名は「バルデナフィル塩酸塩水和物錠」、販売名である「レビトラ」はバイエル薬品の所有する商標登録名です。

剤形は画像の通り円形の外形の淡黄赤色(オレンジ色)のフィルムコーティング剤なので見た目はオレンジでも中身は白い薬剤で、バイアグラよりも水に溶けやすい性質上、即効性があるのが特徴です。またレビトラはバイアグラやシアリスと同様に薬価が決められていない薬価基準未収載医薬品なので、どこの医療機関でも保険適用外となり自費診療となります。

日本ではバイアグラの発売が開始された翌々年の2001年12月に厚労省に承認申請を行い、2004年4月に製造販売が許可されました。その後、2004年6月21日に[5mg]と[10mg]のレビトラの発売が開始され、高容量の[20mg]は3年後の2007年7月18日に発売開始されました。
尚、バイアグラは特許が満了を迎えジェネリックが発売されていますがレビトラは未だ特許が有効のためジェネリックは未だ発売されておりません。当院にて特許を調査した結果は以下をご参照下さい。

お知らせ 2019年3月18日(11月15日更新)

2018年1月末頃よりレビトラ錠を製造していたドイツのレバークーゼンにあるバイエル社の工場が改修工事の遅延の影響で欠品状態でしたが、ようやくレビトラ錠10mgは2018年12月17日(月)から、レビトラ錠20mgについても2019年1月15日(火)より全医院にて処方再開させていただいておりました。

しかし、添付画像の通り2019年3月18日に製造元であるバイエル薬品よりレビトラ錠10mg・20mgともに再度出荷停止のお知らせが届き、現在、当院グループ全医院にて10mg・20mg共に全医院在庫切れとなっています。本日、11月15日(金)にバイエル薬品のレビトラ錠の担当者と連絡を取りました。「現状でも供給再開の目途は立っていない」とのことです。
現時点で目途が立っていないということは2019年中の供給再開は無いと思われます。
は今回の出荷停止の理由は、改修工事により長期間の製造停止した医薬品の生産がレビトラ含め追い付いていないためであり、製造上、医薬品に問題が生じたという訳ではありませんのでご安心下さい。


レビトラ錠をご愛用の皆さまには、再度ご迷惑をおかけすることになり誠に申し訳ございません。
また新たな情報が入り次第、こちらで報告させていただきます。

こちらの浜松町第一クリニック公式LINEアカウントにて友達登録していただければ処方再開予定日が決まり次第、発信させていただきます。また今後、年末年始、GW、お盆等の診療時間のご連絡や料金改定や新規薬剤のお取り扱い、新規サービス開始の情報をこちらから配信させていただきます。LINEでの検索の際は「@hama1」で検索いただくと当院の公式LINEアカウントが見つかります。

当院では、以下の価格にてレビトラ錠の処方を行っております。1錠から処方可能です。また、初診料及び再診料は無料ですのでかかる費用はお薬代金のみとなります。

項目処方
単位
価格
(税込)
診察料-無料
レビトラ 10mg
※全医院在庫無し
1錠1,500円
レビトラ 20mg
※全医院在庫無し
1錠1,800円

なお、レビトラ錠以外にバイアグラやシアリスも取扱いがございます。それぞれの違いについてはバイアグラとレビトラとシアリスの違いを、価格や診療時間は以下のリンクよりご確認ください。

上の画像が当院にて処方しているバイエル薬品の純正(正規品)のレビトラです。国内正規品は、すべて10錠で1枚のPTPシートで、ボトル入りやバラは存在しません。

昔のレビトラ錠について

日本国内の正規品は以前は1シートが4錠のPTPシートでした。しかし2012年7月に発売元であるバイエル薬品より添付の通知が配布され同年9月頃より当院でも10mg、20mgともに10錠のPTPシートに変更になりました。
(※画像をクリックしていただくと大きく表示されます。)

稀に4錠シートをお持ちになって来院し「これは本物でしょうか?」と質問される患者様もいらっしゃいます。確かに本物ですが確実に使用期限が切れていますので服用なさらないようにして下さい。勿体ないですが破棄するようお願い致します。

  • レビトラ錠は性行為をする1時間前に飲んで下さい。
    空腹時なら20分で効いてきます。
  • 10mgは飲んでから4~5時間ほど作用します。20mgは8~10時間ほど作用します。
  • 1日の服用は1回とし、服用間隔は24時間以上にして下さい。
  • 処方ができかねる方もいますのでご注意下さい。
    詳しくは → レビトラを処方できない方
  • 硝酸剤やHIV治療薬、抗真菌薬、抗不整脈薬を服用している方にも処方できません。
    詳しくは → レビトラの併用禁忌薬
  • 脳に作用するお薬ではないので性的興奮作用や性欲増進作用はございません。よって、飲めばすぐに勃つということはなく、あくまで性的刺激を受けなければ勃起はしません。レビトラはいざ勃起をした時に萎えるのを防ぐお薬とご理解下さい。
  • ページ下部の「食事の影響について」でも説明させていただいておりますが食事の影響は確実にあります。ですので、「レビトラであれば食事をしても効果が十分に得られる」と思っている方はご注意ください。
    なるべく食前20~30分前の空腹時に服用することをお勧め致します。
    食前の服用が厳しい場合は、食事自体を油分の少ないあっさりした料理にし、食べる量も腹7分で抑えて、食後2~3時間くらい空けるようにすれば、比較的満足な効果が得られると思います。食事と同時、もしくは食事直後にレビトラを服用すると効果の発現時間がかなり遅れたり、効果が半減したり、最悪全く効果がない場合もよくありますので、ご注意下さい。
  • レビトラを服用する時はお水でなくても、他の飲料で飲んでも大丈夫です。ただし、グレープフルーツジュースとの併用で薬が効き過ぎたり、代謝が遅れたりすることで予期せぬ副作用を生じる可能性もあるためグレープフルーツの果汁入りの飲み物では飲まないようにして下さい。またお酒との併用についてはページ下部の「飲酒後の服用について」をご覧ください。
  • 「血糖値やコレステロールが高かったりと糖尿病の気がある、又は糖尿病の方」「身体が元々大きい方」「肥満の方」「高血圧の方やうつ病を患っている方で、その治療薬による薬剤性のEDの方」は、レビトラ10mgではあまり効かない可能性もございます。満足な効果が得られないような場合は20mgを試してみるのもよいでしょう。
  • 来院から処方までは5~10分程度です。
  • 1錠単位で処方可能です。試しに1錠だけ希望の方でも安心してご来院下さい。
  • ED治療薬の処方は日本の医療機関では保険診療対象外ですので保険証は不要です。
  • 処方までの流れは下記をご覧下さい。

ED治療における精神安定剤について

性行為の際、過度の緊張が原因でED気味になっている方は精神安定剤(1錠100円)と併用することで薬の効果を引き出せる場合があります。ただし、ある程度の緊張により性的興奮を高め勃起力に繋がっている人には逆効果となる場合もあります。
精神安定剤のみの処方はしていません。処方数はED治療薬と同数までとなります。


レビトラの郵送について

※「浜松町院・上野院・横浜院・大宮院・渋谷駅前院」のいずれかの医院を一度でも利用したことがある患者様を対象に医師による遠隔での問診後、ご自宅、又はご指定の場所にレビトラを郵送することも可能になりました。東京駅前院と立川駅前院は準備中です。詳しくは以下をご覧ください。【初診は不可】


レビトラ以外のED治療薬

レビトラ以外にもED治療薬にはバイアグラ、シアリスもございます。レビトラしか試したことのない方は他のお薬も服用してみて自分に合ったED治療薬を見つけることをお勧め致します。下記のページで、ED薬3剤の特長を比較表にしています。選び方などの解説をしております。是非ご参考下さいにしてみてください。


レビトラで効果が今一つだった場合

レビトラ10mgやバイアグラ50mgで満足のいく効果が得られなかった方には特にレビトラ20mgをお勧めいたします。レビトラ20mgは糖尿病の方にも有意な勃起効果が得られるとのデータもございます。バイエル薬品が提供する資料を元に作成した以下のページを参考にしてみてください。


また、今一つ効果を得られなかった人の中には服用の方法に問題がある場合もあります。レビトラはバイアグラよりも食事の影響が少ないのは確かではありますが、全く受けない訳ではありませんので効果を引き出すには"コツ"があることを覚えておいて下さい。

レビトラは血管拡張作用があるので「顔の火照り」「目の充血」「鼻づまり」「頭痛」がよくある副作用です。初めて服用する方は少し驚かれるかもしれませんが火照ってきても「薬が効いてきたな」という合図と捉えるくらいで問題ありません。飲酒時はお酒の血管拡張作用との相乗効果で血流が良くなり過ぎて血圧が下がり「めまい」や「立ち眩み」といった症状がでやすくなるので特にお酒が弱い方は併用は避けた方が良いでしょう。
他には消化不良に似た症状で胃部不快感やお腹の張り等もあります。これはレビトラは陰茎海綿体平滑筋を弛緩させ勃起を促すのですが胃や食道の平滑筋も弛緩させるのが要因です。
さらに詳しく副作用についてお知りになりたい方は画像をクリックしていただくか以下のリンクよりご覧ください。


レビトラで頭痛がする場合の対処法

レビトラの副作用による頭痛が気になる方は、薬局で購入できる頭痛薬で緩和される場合もあります。
当院でも頭痛が気になる方にロキソプロフェンNa錠60mg「サワイ」を 1錠50円(税込)にて処方いたします。


よく「レビトラは食事の影響はないんですよね?」と聞かれる方がいますがそれは誤りです。食事の影響は受けます。ある一定の食事内容であれば影響を受けないというデータはありますが、食事には制限があるということを覚えておいて下さい。では、その制限についてご説明いたします。

バイエル薬品の提供する資料には「標準的な食事の影響は受けない」とありますが、「標準的な食事」の注意点として「総エネルギーの脂肪の割合は30%以内」とだけあります。これでは非常に分かり難いのでもう少し詳しくご説明いたします。

まず「標準的な食事」とは栄養学的には700kcal、尚且つ脂肪は30%以内ということ。700kcalの30%は210kcalであり、栄養学的に脂質1gが9kcalですので、210kcalを脂質で算出すると23.3g、よって700kcal未満で脂質が23.3g以下であれば食事の影響を受けないと解釈できます。具体的な例をいくつかあげておきますので参考にしてください。

  • すき家の牛丼中盛り:675Kcal(脂質:20.6g)・・・・・・・・○
  • 吉野家の牛丼並盛り:680Kcal(脂質:23.4g)・・・・・・・・×
  • なか卯の親子丼:455.62Kcal(脂質:14.75g)・・・・・・・・○
  • COCO'S魚介のスープスパゲッティ:555Kcal(脂質:14.8g)・・○
  • マクドナルドのビッグマック:557Kcal(脂質:30.5g)・・・・×
  • すき家の牛丼大盛り:801Kcal(脂質:24.4g)・・・・・・・・×
  • やよい軒しょうが焼定食:705Kcal(脂質:29.0g)・・・・・・×

レビトラの有効成分は服用後、十二指腸などの小腸で体内に吸収されます。食後だと食べ物に含まれている脂分が腸に膜を張ってしまうため成分の吸収を妨げてしまうのです。脂質が多ければ多いほど腸に膜が張りやすくなるため「脂肪の割合は30%以内」という条件が付くわけです。【重要】制限内の食事であっても、空腹時に服用した方が体内への吸収が非常に良いため、薬の効果を引き出せることは確かです。


食後にレビトラ錠を服用する場合

空腹時に服用した方が効果があるとはいえ、成り行き上、どうしても食後になってしまう事もあるかと思います。そういった場合は、食事の内容をなるべく脂質の少ないものにして、食後2時間程度、時間を空けることで薬の効果は引き出せます。「今日はレビトラのお世話になるかもな」という時は食事の内容を意識するとよいでしょう。
また既に脂質の高い食事をしてしまった場合は、やはり消化までに時間を空けることも大事ですが、普段レビトラ10mg服用している人であれば2錠同時に服用して20mgに用量を増やすというのもよいでしょう。

お酒との併用は少し注意が必要です。お酒の弱い人がレビトラとお酒を一緒に飲むと、レビトラの血管拡張効果によりアルコールが一気に回って倒れてしまう可能性があるためです。

また、お酒が強いからといって飲み過ぎてしまうと、脳からの神経伝達が悪くなり勃起力自体低下するだけでなくレビトラの効果も全く無くなってしまうので飲み過ぎにはご注意下さい。ほどよい飲酒でしたらアルコールにある精神安定作用によりリラックスできるので、逆にお薬の効果を引き出せることもございます。特に緊張からくるEDの方などは、あえて少量のお酒と一緒にED治療薬を服用するのも効果的な場合もありますので、覚えておくと役に立つかもしれません。

また、食前の空腹時に服用した時に副作用で顔が赤くなったり、目が少し充血したりするとパートナーに違和感を与えてしまうので、レビトラを服用していることをパートナーに知られたく方は、あえて少量のお酒を飲むことで顔の赤みをお酒のせいにするという方法もあります。

レビトラは有効成分としてバルデナフィルを含有しています。「レビトラ20mg」の「20mg」とは有効成分としてバルデナフィル塩酸塩水和物23.705mgうちバルデナフィルとして20mg含有しているということです。
このバルデナフィル塩酸塩水和物は、白色~若干黄色がかった結晶性の粉末で、エタノール(99.5)又は水にやや溶けやすい性質を持っています。この水に溶けやすい性質はバイアグラやシアリスにはないレビトラ独特のものです。そのため、最高血中濃度に達する時間も0.7~0.9時間(42分~54分)と、ED薬3剤の中で一番早いので「即効性のあるED治療薬」と言われる理由はそこにあります。

一般名
バルデナフィル塩酸塩水和物
(Vardenafil Hydrochloride Hydrate) JAN
(Vardenafil INN)
分子式
C22H32N6O4S・HCI・3H2O
構造式

勃起は、性的刺激・興奮を受けることでNO(一酸化窒素)が放出され、局部の細胞内にcGMP(サイクリックグアノシンーリン酸)という血管を拡張させる物質が増えることで起きます。そして、放出されたcGMPをPDE5(ホスホジエステラーゼの5型)という酵素が壊すことで海綿体の血管が収縮して勃起が治まります。レビトラは勃起を持続させるのに必要なcGMPを壊すPDE5を阻害(抑制)する作用があるため勃起補助の効果があります。

レビトラの効果は勃起の補助

レビトラは服用すれば勃起するというお薬ではありません。性的刺激を受け性的興奮し、いざ勃起をした時にそれを補助してくれる勃起不全治療薬です。先に述べた説明の通り、まずは性的刺激により自らcGMPを増やす必要があるということをよくご理解ください。
なお、性的興奮作用や性欲増強作用など催淫効果もありません。

レビトラは服用後、20分~40分程度で効き始め、作用時間は10mgで5時間ほど、20mgでは7~10時間くらいはあります。効果発現時間は作用時間は、その日の体調などにも左右されるのであくまで目安と捉えておいて下さい。

レビトラの歴史

レビトラは日本での発売当時から製造発売元がバイエル薬品なので意外と知られていませんが、実は開発自体はバイエル単独ではありません。同じくED治療薬であるバイアグラの持つ欠点を補うことを目的に5年の臨床試験を費やし英グラクソ・スミスクライン(GSK)、米シェリング・プラウを加えた3社で行われ、結果、バイアグラと比較して、食事による影響が少なく、即効性の面で優れるレビトラ錠が誕生しました。

その後、2005年にGSKはレビトラのプロモーション権利の大部分を2億7,200万ドルでバイエルに譲渡したため現在では多くの国でバイエルが単独販売しています。
米国ではGSKとバイエルが米国シェリングプラウに販売委託していたが2009年にシェリング・プラウが米メルクに吸収合併され現在は米メルクが販売委託を引き継いでいます。
イタリアではバイエルがレビトラ(LEVITRA)、GSKはビバンザ(Vivanza)という名称で2社が発売しています。
このように現在でもレビトラ錠の販売には独バイエル、英GSK、米メルクの3社が絡んでいるのです。

また、あまり知られていませんがバイエル薬品は米国FDAから2010年6月に承認を得てレビトラ錠のOD錠(口腔内崩壊錠)であるSTAXYN(スタキシン)を米国にて発売しています。

レビトラの名前の由来について

レビトラは英文で「LEVITRA」、これは「le」と「vitra」の意味から成ります。フランス語で男性定冠詞の「le」、ラテン後で生命を意味する「vitra」つまり「男性の生命」という意味が込められているのです。

続いてレビトラのマークの意味について。上記画像のようにレビトラの小冊子や薬剤の箱に炎のマークが書かれています。この意味を知らない方も多いのではないでしょうか?これは発売当時にバイエル薬品の社員の方から聞いたのですが、この炎はマッチの炎をモチーフにし「こすればすぐに着火する」、つまり「素早く効く」「服用してすぐ効く」などの意味合いが込められているそうです。

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