バイアグラバイアグラとレビトラとシアリスの違い

浜松町第一クリニック竹越昭彦院長監修
バイアグラ
バイアグラジェネリック
レビトラ シアリス



シルデナフィルクエン酸塩 塩酸バルデナフィル水和物 タダラフィル
国内発売開始日 1999年
3月23日
[10mg]:2004年6月21日
[20mg]:2007年7月18日
2007年
9月12日




青いひし形

ピンク色のフィルム剤

※ジェネリック2種
オレンジ色の丸形
黄色の涙形

25mg、50mg
ファイザー株式会社
10錠シート
※ジェネリック
50mg
東和薬品株式会社
キッセイ薬品工業株式会社
10錠シート
5mg、10mg、20mg
バイエル薬品株式会社
10錠シート
※5mgは取り扱っていません。
5mg、10mg、20mg
日本新薬株式会社
10錠シート
※5mgは取り扱っていません。


(
1






)
バイアグラ25mg 1,300円
バイアグラ50mg 1,500円
バイアグラ50mgODフィルム 1,000円
トーワ50mg 1,000円
キッセイ50mg 1,000円
レビトラ10mg 1,500円
レビトラ20mg 1,800円
シアリス10mg 1,700円
シアリス20mg 1,800円

世界で一番最初に開発されたスタンダードなED治療薬。世界的に有名で安心感がある。
特許期間満了後、同じ効果を得られるジェネリックが登場。
水に溶けやすい性質上一番速効性があり、吸収が早い人は15分ほどで効く。硬さが出やすいことも特長。 ED治療薬シェア世界一。バイアグラやレビトラと比べてマイルドな効果で自然な効き目。
じわじわと長時間作用する。長時間作用する分、ほてりなどの副作用の出方は弱め。
服用のタイミング 性行為1時間前
空腹時は30分程度で作用
性行為1時間前
空腹時は20分程度で作用
性行為3時間前



4~5時間程度 10mgは5~6時間程度
20mgは8~10時間程度
10mgは20~24時間
20mgは30~36時間




食事と併用すると効果半減の可能性あり。[ 詳細 ] 食前30分前の服用がお勧め。 食事の影響は受け難いが700kcalまでという条件あり。[ 詳細 ] 食前30分前の服用がお勧め。 食事の影響は最も受け難いが条件あり。[ 詳細 ] 食前2時間前の服用がお勧め。
※食後服用の場合、脂質の低いあっさりした食事にし2時間経過してから。
お酒との併用 適量であればリラックス作用で相乗効果。
飲み過ぎは、血圧低下に伴うめまい又は血流が良くなることでお酒が回りやすくなるので注意。


顔のほてり、目の充血、頭痛、動悸、鼻づまりなど。
※5割程度の方に現れます。
バイアグラ副作用詳細
顔のほてり、目の充血、頭痛、動悸、鼻づまりなど。
※5割程度の方に現れます。
レビトラ副作用詳細
頭痛、潮紅、ほてり、消化不良、背部痛、筋痛、鼻づまり、四肢痛など。
※3割程度の方に現れます。
シアリス副作用詳細
併用禁忌薬 バイアグラの併用禁忌薬 レビトラの併用禁忌薬 シアリスの併用禁忌薬
硝酸剤を使用中の方 × 処方不可
不整脈の方 アンカロン錠、アミオダロン塩酸塩を使用していなければ処方可。 こちらに記載の抗不整脈薬を使用している場合は処方不可。 治療により管理されていれば処方可。
抗真菌薬を使用中の方 ○ 処方可 こちらに記載の抗真菌薬を使用している場合は処方不可。 ○ 処方可
HIV治療薬を使用中の方 ○ 処方可 × 処方不可 ○ 処方可
網膜色素変性症の方 × 処方不可
血液透析中の方 ○ 処方可 × 処方不可 著しく効果が増強するため、薬剤を割って5mg、または10mgを慎重に投与。要経過観察。
心筋梗塞の既往歴がある方 発症後6ヶ月以上経過していれば処方可。 発症後6ヶ月以上経過していれば処方可。 発症後3ヶ月以上経過していれば処方可。
脳梗塞・脳出血の既往歴がある方 発症後6ヶ月以上経過していれば処方可。
低血圧の方 最大90mmHg未満、または最小50mmHg未満は処方不可。 最大90mmHg以下は処方不可。 最大90mmHg未満、または最小50mmHg未満は処方不可。
※薬で正常値にコントロールされていれば処方可。
高血圧の方 最大170mmHg以上、または最小100mmHg以上は処方不可。
※薬で正常値にコントロールされていれば処方可。
高齢者
65歳以上
最高血中濃度上昇・半減期延長等々認められているため(効き目が強くなるため)、低用量「25 mg」から投与を開始するなど慎重に投与。 最高血中濃度上昇・半減期延長等々認められているため(効き目が強くなるため)、「5mg」を開始用量とし、最高用量は「10mg」。 最高血中濃度・半減期延長等々は若年者との差は無いが高齢者では一般に生理機能(代謝や排泄機能)が低下しているため体内の成分残存時間が伸びることから、慎重に投与。
溶解時間比較 バイアグラ、レビトラ、シアリスの溶解時間(溶け方)の比較

バイアグラとレビトラとシアリスの違いはまず有効成分の違いがあげられます。

  • バイアグラ50mgは有効成分としてシルデナフィルクエン酸塩 70.23mgうちシルデナフィルとして50mg含有してます。
  • レビトラ20mgは有効成分としてバルデナフィル塩酸塩水和物 23.705mgうちバルデナフィル20mg含有してます。
  • シアリス20mgは有効成分としてタダラフィルが20mg含有しています。

下記の「分子式・化学構造式の違い」にて添付している両剤の化学構造式及び解説からも判断できるようにバルデナフィル(レビトラ)とシルデナフィル(バイアグラ)は大変似た形をしています。一方、タダラフィル(シアリス)はブロック状の構造をしており、そのため分解されにくく長時間効くわけです。
バイアグラ・レビトラは作用時間が4~6時間に対してシアリスは20~36時間もあります。

次に効果や副作用等の違いについてですが、これには個人差がございます。バイアグラ50mgが一番効くという人もいれば、レビトラ10mgやレビトラ20mgの方が効くという人、シアリス20mgが一番効くという人もいますので一概にどのお薬が一番効果があるというのは申しあげにくいところです。
副作用である「顔のほてり」や「目の充血」「頭痛」「動悸」「鼻づまり」などの症状の出方も個人差がありますがシアリスは顔のほてりや目の充血が少なく長時間効くという患者様の意見も多いことから、血管拡張による副作用が一番少ないように感じます。そういった特長が支持されたためなのか2013年8月に、シアリスはED治療薬の全世界シェア第一位となりました。2019年5月現在でも当院にて愛好者は増え続けています。

また、患者様ごとのお薬の選択理由についてですが、患者様の考え方によって様々です。必ずしも効果の強く出る薬、副作用の少ない薬を選ぶわけではございません。3剤飲み比べて「効果が強すぎるから効果のマイルドな方が自分には合う」という方、副作用に関しても「顔のほてりが出ないと何だか効いてる気がしない」という理由で副作用の少ない方を避ける方もいらっしゃいます。他にも「バイアグラやシアリスよりもレビトラが一番粒が小さいから飲みやすい」という方、逆に「粒が大きいバイアグラやシアリスの方が効いてる気がする」といった方もいます。
つまり人によってお薬を選ぶ基準(好み)にも差があるのです。以上の理由から一番のお勧めは3剤飲み比べてご自身に合ったお薬を自ら見つけることです。
さらに他の視点からバイアグラ、レビトラ、シアリスの比較を知りたい方は下記のサイトも参考になりますので是非ご覧ください。

当院ではどのED治療薬が人気があるかを知りたい方はコチラのページをご覧ください。


最後に、バイアグラ・レビトラ・シアリスに共通して言えることは、3剤とも性的刺激による勃起を補助する効果があり服用すれば勃起するというお薬ではないということと、3剤とも血管拡張作用があるので副作用として「顔のほてり」がほとんどの方に出るということです。お酒を飲むと頭痛や動悸がする方はED治療薬を服用しても同じように副作用として頭痛や動悸が出る可能性が高くなります。そのような方は頭痛薬と併用することで緩和が期待できますので是非試してみて下さい。

以下は各薬剤の添付文書の【有効成分に関する理化学的知見】の箇所に掲載されている分子式や構造式です。構造式だけを見比べてみるとバイアグラ(シルデナフィル)とレビトラ(バルデナフィル)が非常によく似ていて、シアリス(タダラフィル)だけ全く違った構造をしていることが分かります。

一般名
シルデナフィルクエン酸塩(Sildenafil Citrate)
化学名
1-[[3-(6,7-dihydro-1-methy1-7-oxo-3-propyl-11H-pyrazolo[4,3-d] pyrimidin-5-yl)-4-ethoxyphenyl] sulfonyl]-4-methylpiperazine monocitrate
分子式
C22H30N6O4S・C6H8O7
分子量
666.70
構造式
性 状
シルデナフィルクエン酸塩は白色の血漿性の粉末である。N,N-ジメチルアセトアミドに溶けやすく、水又はメタノールに溶けにくく、アセトニトリル、エタノール(95)又はジエチルエーテルにはほとんど溶けない。
一般名
バルデナフィル塩酸塩水和物
(Vardenafil Hydrochloride Hydrate) JAN
(Vardenafil INN)
化学名
1-{[3-(3,4-Dihydro-5-methyl-4-oxo-7-propylimidazo [5,1-f][1,2,4]triazin-2-yl)-4-ethoxyphenyl]sulfonyl}-4-ethylpiperazine monohydrochloride trihydrate
分子式
C22H32N6O4S・HCI・3H2O
分子量
579.11
構造式
性 状
本品は白色~微黄色の結晶性の粉末である。本品はエタノール(99.5)又は水にやや溶けやすい。
一般名
タダラフィル(JAN)
Tadalafil
化学名
(6R,12aR)-6-(1,3-Benzodioxol-5-yl)-2-methyl-2,3,6,7,12,12a-hexahydropyrazino[1',2':1,6]pyrido[3,4-b]indole-1,4-dione
分子式
C22H19N3O4
分子量
389.40
構造式
性 状
白色の粉末である。ジメチルスルホキシドに溶けやすく、アセトニトリルにやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。
分配係数
2.89(1-オクタノール / 水系)


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