シアリスシアリスの血中濃度・代謝・食事の影響

浜松町第一クリニック竹越昭彦院長監修

シアリス服用後の最高血中濃度までの時間や、終末相における半減期までの時間、単回経口投与後の投与量に対する変化。また、食後と空腹時にシアリスを服用した際の体内動態に及ぼす食事の影響など、詳しい内容を添付文書を参考にまとめております。

(1) 単回投与

日本人健康成人36例にタダラフィル5、10、20、40mgを単回経口投与したときのタダラフィルの血漿中濃度は、投与0.5~4時間(Tmaxの中央値、3時間)の間にピークに達した後、消失した。消失半減期は約14~15時間であった。

投与量
(mg)
nAUC0-∞
(μg・h/L)
Cmax
(μg/L)
Tmax
(h)
T1/2
(h)
5mg241784(35.3)95.6(30.0)3.00(0.500~4.00)14.2(19.9)
10mg233319(32.5)174(26.5)3.00(0.500~4.00)14.2(19.9)
20mg245825(23.2)292(26.1)3.00(1.00~4.03)14.2(19.9)
40mg2310371(32.3)446(20.2)3.00(0.500~4.00)14.4(20.0)

AUC0-∞:0時間から無限大時間までの血漿中濃度-時間曲線下面積
Cmax:最高血漿中濃度
Tmax:最高血漿中濃度到達時間
T1/2:消失半減期(血漿中濃度半減期)

幾何平均値(変動係数%)
中央値(範囲)

《健康成人にタダラフィル5mg、10mg、20mg、40mgを単回投与したときの血漿中タダラフィル濃度推移》
注:40mgは国内承認用量と異なる。

(2) 反復投与(外国人における成績)

日本人健康成人18例にタダラフィル20mgを1日1回10日間反復経口投与したときのタダラフィルの血漿中濃度は、投与4日目までに定常状態に達した。定常状態でのタダラフィルのAUC及びCmaxは初回投与時と比べて約40%増加した。

《健康成人にタダラフィル20mgを1日1回10日間反復投与したときの血漿中タダラフィル濃度より算出した薬物動態パラメータ》

投与量
(mg)
nAUC *
(μg・h/L)
Cmax
(μg/L)
Tmax
(h)
T1/2
(h)
1日目184478(14.9)339(16.3)3.00(1.00~4.00)-
10日目176430 (18.7)461 (18.4)3.00(2.00~4.00)14.5(17.9)
幾何平均値(変動係数%)
* 投与間隔間(24時間)での血漿中薬物濃度下面積
中央値(範囲)
定常状態における投与間隔間(24時間)での血漿中薬物濃度下面積
定常状態における最高血漿中薬物濃度

代謝部位:主に肝臓で代謝されると考えられる。
代謝に関与する酵素(CYP450 等)の分子種:主にチトクロームP450 3A4(CYP3A4)により代謝されると考えられる。
健康成人6例に14C-タダラフィル100mgを単回経口投与したときの、投与後312時間までの放射能回収率は糞便中60.5%、尿中36.1%であった。
糞便中には主にメチルカテコール体、カテコール体、尿中には主にメチルカテコールグルクロン酸抱合体及びカテコールグルクロン酸抱合体が認められた。
血漿中には主にタダラフィル未変化体及びメチルカテコールグルクロン酸抱合体が認められた。また、血漿中のメチルカテコール体はメチルカテコールグルクロン酸抱合体の10%未満であった。

注:100mgは国内承認用量と異なる。

健康成人18例にタダラフィル20mgを食後(高脂肪食)又は空腹時に単回経口投与たとき、AUC0-∞及びCmax共に食事摂取による影響は認められなかった。
このように添付文書、インタビューフォームともに明記されていますが実際には薬の効果を引き出すには空腹時の服用が望ましいです。これに関してはシアリスの食事の影響についてにて詳しく説明させていただきています。

健康高齢者12例(65~78歳)及び健康若年者12例(19~45歳)にタダラフィル10mgを単回経口投与したとき、Cmaxは高齢者と若年者とでほぼ同様であったが、高齢者のAUC0-∞は若年者に比べ約25%高値であった。


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