竹越昭彦院長コラムヴィアトリス製薬(VIATRIS)とは

浜松町第一クリニック竹越昭彦院長監修

米国の製薬会社大手ファイザー社が、自社保有の特許が切れた医薬品や後発医薬品(ジェネリック医薬品)事業を担うファイザーアップジョン事業部をマイラン製薬と統合することを2020年11月16日に発表しました。統合後の新会社名はVIATRIS(ヴィアトリス)で、統合については2019年7月29 日に発表され、2020年10月30日に最終的な規制当局の承認を得て統合が実現しました。 ファイザー株式会社とマイラン製薬株式会社は、2013年1月1日より後発医薬品(ジェネリック医薬品)事業の長期戦略的業務提携を開始しており、新会社設立へ着々と準備を進めていたことがうかがえます。

「ファイザー、アップジョン事業をマイランと統合」
(ファイザー社ホームページ、プレスリリース、2020年11月17日)
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2020/2020_11_17.html

「ヴィアトリスグループ発足のご挨拶」
(マイラン製薬株式会社ホームページ、プレスリリース、2020年11月吉日)
https://www.mylan.co.jp/-/media/mylanjp/documents/news/20201117_2.pdf?la=ja-jp

「新会社:ヴィアトリス製薬ホームページ」
https://www.viatris.com/ja-JP/lm/Japan

ファイザー社は、新薬開発を中心とした部門を「ファイザーファーマシューティカルズ株式会社」、特許切れ医薬品や後発医薬品事業を担う部門を「ファイザー株式会社」と分けていましたが、2020年9月1日付で、「ファイザーファーマシューティカルズ株式会社」から「ファイザー株式会社」へ、「ファイザー株式会社」から「ファイザー アップジョン合同会社」へ社名変更をしていました。 今回の統合により、「ファイザー」が新薬開発メインの先発医薬品メーカーとしてのブランドを維持し、後発医薬品事業の「アップジョン部門」は、ヴィアトリスグループへと分離し、マイラングループと事業を開始することになります。

ヴィアトリス製薬の世界的規模

新会社(ヴィアトリス)グループは、ファイザーグループとマイラングループの基盤をもとに、165を超える国と地域で事業を展開し、従業員数は全世界で約 4万5000 人となります。また1400種類以上の医薬品を取り扱うことになり、売上高で世界最大手の後発医薬品メーカーのサンファーマやテバを超える見通しとなります。 ヴィアトリス社は米国に本社を置き、ペンシルベニア州ピッツバーグ、中国上海、インドのハイデラバードにグローバルセンターを設置し、後発医薬品のグローバル企業として展開していくこととなります。
※2021年6月現在

日本国内のヴィアトリスの体制

日本国内では、ファイザーアップジョン部門を「ヴィアトリス製薬」とし、マイランEPD、マイラン製薬をヴィトリアス製薬が統合する形で、「ヴィアトリスブランド」を打ち出し事業展開していきます。

ヴィアトリス製薬は今後、旧ファイザーアップジョン事業部門の製品の情報提供活動を行うが、ファイザーとの契約によって、製品の製造販売承認の保有と流通は(一部オーソライズドジェネリックを除き)今後もファイザー社と協力しながら、移管を進めていくようです。
※オーソライズドジェネリックとは、特許がまだ有効なうちに、特許権を有する先発医薬品メーカーと契約して特許権の使用許諾(authorized)を得て、ジェネリック医薬品を製造すること。

ファイザーアップジョン事業部門の分離に関するお知らせ
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/info/documents/20201117.pdf

ヴィアトリス製薬会社概要

ヴィアトリス製薬全体の概要(2020年度)
従業員数:約4500人
売上:約1兆3100億円
・ヴィアトリスの日本法人の概要
従業員数:4513人(グループ全体)
売上:2,523億32百万円。

令和3年6月

院長 竹越 昭彦 たけこし あきひこ
略歴
  • 1966年 生まれ
  • 1991年 日本医科大学卒業
  • 1991年 日本医科大学付属病院
  • 1993~2002年 東戸塚記念病院 外科
  • 2004年10月 浜松町第一クリニック開院

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