統計データED治療薬処方割合(シェア)

浜松町第一クリニック竹越昭彦院長監修

浜松町第一クリニックグループにおける、バイアグラ・レビトラ・シアリス・バイアグラジェネリックの処方数割合(シェア)データを公開します。グループすべてを合算したデータです。

日々の診療の中で「どれが一番効くの?」「何が一番人気?」といったご質問をよく頂きます。当院では、「効果や副作用の出方には個人差がありますので、3剤飲み比べてみてください。」とお話しております。しかしながら、それでも迷ってしまう場合もあるかと思いますので、これらのデータをご覧いただき、お薬選びの参考にして頂ければと思います。

2005年~2018年

各年、1月~12月までの処方数の合計を比較しております。

世界初のED治療薬として誕生したバイアグラですが、当グループでは2013年まで処方数(シェア)No.1でした。が、ついにそのNo.1の座を明け渡すこととなり、2014年はバイエル薬品のレビトラがシェアトップになりました。バイアグラは、その効果はもちろんですが、有名で安心感があるため多くの患者様に愛用されていました。しかし、2014年にバイアグラの特許が切れてバイアグラのジェネリック医薬品が登場したことにより、たくさんの患者様がジェネリックに切り替えられ、処方数は減少していきました。ちなみに当院では2014年の初めに、このページで次のように予測していました。

「2014年にバイアグラの特許が切れ、バイアグラのジェネリックが登場した時にはほぼ間違いなく割合が変わってくることが予想されます。理由は、効果が同等で安価なバイアグラのジェネリックが発売されれば、どの患者様も一度は試される可能性が非常に高いためです。数年先にバイアグラのジェネリックがシェアNo.1になる可能性も十分にあり得ることでしょう。」

まさに予想した通りの未来がやってきたと言えるでしょう。当グループでは、2014年5月に東和薬品の『シルデナフィル OD 錠 50mgVI「トーワ」』、2014年11月にキッセイ薬品の『シルデナフィル錠 50mg VI「キッセイ」』という2種類のバイアグラジェネリックの処方を開始しました。処方開始後すぐに、バイアグラ愛用者のほとんどの方が服用され、「バイアグラと変わらない。しっかり効いてる。」といったご感想をたくさんいただいている状況です。特に、キッセイ薬品のジェネリックは今後さらに処方数が増えていき、シェアNo.1になるのはほぼ間違いないと思われます。

順位第1位第2位第3位第4位第5位
2004年バイアグラ50mgレビトラ10mg
2005年バイアグラ50mgレビトラ10mg
2006年バイアグラ50mgレビトラ10mg
2007年バイアグラ50mgレビトラ10mgシアリス20mgレビトラ20mgシアリス10mg
2008年バイアグラ50mgレビトラ10mgシアリス20mgレビトラ20mgシアリス10mg
2009年バイアグラ50mgシアリス20mgレビトラ20mgレビトラ10mgシアリス10mg
2010年バイアグラ50mgシアリス20mgレビトラ20mgレビトラ10mgシアリス10mg
2011年バイアグラ50mgシアリス20mgレビトラ20mgレビトラ10mgシアリス10mg
2012年バイアグラ50mgシアリス20mgレビトラ20mgレビトラ10mgシアリス10mg
2013年バイアグラ50mgシアリス20mgレビトラ20mgレビトラ10mgシアリス10mg
2014年シアリス20mgバイアグラ50mgレビトラ20mgシルデナフィルOD錠
50mgVI「トーワ」
(レモン風味)
レビトラ10mg
2015年シルデナフィル錠
50mgVI「キッセイ」
シアリス20mgレビトラ20mgシルデナフィルOD錠
50mgVI「トーワ」
(レモン風味)
バイアグラ50mg
2016年シルデナフィル錠
50mgVI「キッセイ」
シアリス20mgシルデナフィルOD錠
50mgVI「トーワ」
(レモン風味)
レビトラ20mgバイアグラ50mg
2017年シアリス20mgシルデナフィルOD錠
50mgVI「トーワ」
(レモン風味)
レビトラ20mgシルデナフィル錠
50mgVI「キッセイ」
バイアグラ50mg
2018年シアリス20mgシルデナフィル錠
50mgVI「キッセイ」
シルデナフィルOD錠
50mgVI「トーワ」
(レモン風味)
バイアグラODフィルム50mgバイアグラ50mg

バイアグラ・レビトラ・シアリス・バイアグラジェネリックはすべて、当グループでは多くの処方実績がありますが、グループ内における2018年の人気ランキング(処方数の割合)は、1位:シアリス20mg 24.5%、2位:シルデナフィル錠50mgVI「キッセイ」 20.6%、3位:シルデナフィルOD錠50mgVI「トーワ」(レモン風味) 19.7%、4位:バイアグラODフィルム50mg 11.2%、5位:バイアグラ50mg 8.9%となっております。2018年はレビトラの供給停止が影響したためレビトラのシェアが落ちてしまいました。一方、バイアグラODフィルム50mgの人気が徐々に高まり始め割合が増えてきております。

レビトラとシアリスはともに、処方開始してから処方数は増加しています。レビトラは、バイアグラと比較して効果の効き始めが早い点と、より強いレビトラ20mgがある点が好まれています。シアリスにつきましては、2007年より処方を開始しておりますが、そのシェアが2007年の約5%から2014年には25%にまで拡大しています。シアリスは長時間作用(最大36時間)し、効き目がマイルドなため自然な勃起になります。その点が好まれ人気が上昇してきております。

※冒頭でも述べましたが、効果や副作用の出方には個人差があります。つまり、患者様ごとにお薬との相性がありますので、3剤飲み比べてみて一番相性の良いED薬を見つけられるのが良いでしょう。

薬剤別(有効成分別)処方数割合の比較データ 2005~2018年

当院では、バイアグラ25mgは2008年から取扱いをはじめました。2008年以降の処方割合はグラフの通りほとんどの患者様がバイアグラ50mgを選ばれています。バイアグラ25mgを希望されるのは20代の方が多く、「バイアグラ50mgでは強すぎる」という理由を挙げられる方が多く見受けられます。また、バイアグラ50mgの処方数が多いのは、50mgを半分に割って使用される方がいるのも理由の1つでしょう。バイアグラ25mgは1錠1,300円、バイアグラ50mgは1錠1,500円で200円の違いです。そのため、25mgで十分に効果がある方は経済的な面から割って使用されています。
バイアグラの割り方についてはこちらのページをご参考ください。

また、バイアグラは血管を拡張し血流を良くする作用があるため、酸素の運搬能力を高めます。それを利用してスポーツや登山のために使用する方もおり、その場合にバイアグラ25mgを選ばれる方がいます。

先に述べた通り、2014年5月に東和薬品、2014年11月にキッセイ薬品のバイアグラジェネリックの処方を開始しております。ジェネリックは処方開始後7ヶ月間の合計値ですが、先発品バイアグラは12ヶ月間の合計値です。この5か月間の差を考慮すると、ジェネリックの処方数の伸びが驚異的であるということがお分かりいただけるかと思います。2014年はED治療薬の“ジェネリック元年”といえるでしょう。
当然のことながら、2015年以降はさらにジェネリックのシェアが伸びると予想できます。
2016年10月、バイアグラODフィルム50mgの処方を開始しました。財布や名刺入れにしまえる携帯性の良さから希望する方がおられます。

薬剤別(有効成分別)処方数割合の比較データ 2005~2018年

2004年10月の開院当時はレビトラは10mgしかなく20mgは2007年7月の日本での発売と同時に当院でも取扱いをはじめました。レビトラ20mgは処方開始後すぐに増えはじめ、2009年にはレビトラ10mgの処方数を超えました。2011年では6割以上がレビトラ20mgとなっています。

レビトラ20mgが増加傾向にある理由は2つあります。1つは、バイアグラ50mgの効果が徐々に感じられなくなった方、または元々あまり感じられない方がレビトラ20mgを選ばれるケース。2つ目は、シンプルにより硬さを求められるケースです。1つ目のケースは、かなり高齢の方や糖尿病をお持ちの方が多いです。加齢や糖尿病により血管の機能が衰えてしまうとED薬の効果が出にくくなることがあります。その場合に、国内で一番強いレビトラ20mgを選ばれています。2つ目のケースについて、レビトラ20mgが発売されるまではバイアグラ50mgが国内では一番強いED薬だったのですが、より硬さを求めてレビトラ20mgを選ばれる方がいます。
2018年は10mg・20mgともに1月末から12月ごろまで供給停止しておりました。レビトラ10mgの方が早く供給再開したため割合が逆転するという結果になりました。

薬剤別(有効成分別)処方数割合の比較データ 2007~2018年

シアリスは10mg20mgともに2007年9月の日本での発売と同時に当院でも取扱いをはじめました。処方開始当初はシアリス10mgを選ばれる方もいましたが、最近ではほとんどの方がシアリス20mgを選ばれています。その理由について説明します。

シアリスは長時間効果が持続する分、バイアグラやレビトラに比べると強さはマイルドで自然な勃起になります。したがって、シアリス10mgでは硬さが出にくい方が多いため、シアリス20mgを選ばれる方が多いのです。なお、シアリス10mgを選ばれる方は、バイアグラ25mg同様に20代の若い方が多くみられます。また、シアリスについてもバイアグラ同様に半分に割って使用される方がいます。

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