竹越院長コラム40代の男性は「生涯SEX」すべし

SEXは男女関係を良好にし、人の苦痛を和らげる!?

男性機能は、ある意味、健康のバロメーターともいえる。

生涯SEX

一般的に男性がもっとも自覚的に男性機能の低下を感じるのは、やはり勃起力の衰えだ。人間は加齢とともに体はどんどん衰えていくが、その大きな原因の一つとなるのが血管の老化、つまり動脈硬化である。動脈硬化は体内のあらゆる血管に及ぶが、まず細い血管から症状が表れる。

ペニスが勃起するときに血液が流れ込む海綿体動脈の血管は直径1〜2mm。ちなみに心臓の冠動脈は直径3〜4mm、頸動脈で直径5〜7mm、そして、もっとも太い大腿動脈で直径7〜8mmだ。血管は細い順に詰まっていくので、海綿体動脈に動脈硬化が表れれば当然EDが発症し、冠動脈が詰まれば狭心症や心筋梗塞が起こる可能性が極めて高いのだ。EDが動脈硬化の初期症状といわれるのはそこで、心筋梗塞や脳梗塞の前段階でもあるのだ。逆に、ペニスがきちんと勃起しSEXを行えるのなら、男性は概ね健康的で若々しく肉体を維持できていると言っていいかもしれない。

だから、肉体の老化が表れ始める40代になったときこそ、男性はSEXをこれまで通り、あるいはそれ以上に行うべきなのだ!SEXに際してペニスが勃起すれば血行を促進し、勃起すること自体がEDへの対策になることは前に述べたが、性生活の満足はもちろん、SEXができることでもたらされる自信はあらゆる方向に好影響を与える。そして、SEXそのものが実は健康に良いことが近年の科学的研究で明らかになりつつあるのだ。

2008年、医学関連ニュースや行政、業界の情報を提供するアメリカ最大の医療関係者向けサイト「Web MD」に掲載された科学的研究に基づく発表では、SEXがストレスの緩和など精神的効果だけでなく、癌や心臓病のリスクも低減させる働きがあることを指摘している。アメリカの心理学者であるジョイ・デビッドソン博士らの研究チームがまとめた「SEXで得られる驚くべき10の健康的効果」に挙げられたSEXが健康に与えるメリットは広範囲にわたる。

SEXをすれば人間の自尊心が充たされ、また、SEX前後にパートナーとの温かい触れ合いがあれば親密さや信頼が増すという。こうしたことは一般にも感覚的に理解されていたが、親密さや信頼が生まれるのは単に情が芽生えてきたのではなく、「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンの濃度の上昇によるものと確認された。通俗的に信じられていた「SEXで男女の距離が狭まること」には科学的な根拠があったということが検証された格好だ。確かに筆者の臨床経験でも、EDを克服し再びSEXを行うようになると、壊れかけていた夫婦関係が修復したというケースは少なくない。

また、SEXをすると苦痛が緩和されるという検証例もある。性交時に脳内に分泌されるβエンドルフィンには、モルヒネ同様の鎮痛作用もあるとされる。これらのことから、βエンドルフィンは「脳内モルヒネ」「脳内麻薬」とも呼ばれているわけだが、マラソンで長時間走り続けると苦しいはずなのに気分が高揚してくるランナーズ・ハイもβエンドルフィンの作用によるものと考えられている。

そして、βエンドルフィンを増加させる作用を持つのが、恋愛ホルモンとも呼ばれるオキシトシンだ。SEXの前後にスキンシップなどパートナーとの触れ合いがあると、オキシトシンの濃度が上昇するという。アメリカのウィルクス大学のカール・J・カーネットスキー教授らの研究結果によれば、オキシトシンを吸入した被験者48人のうち半数以上に痛みの緩和が認められた。オキシトシンには人間を寛大にさせる効果があることが明らかになったと報告されているが、この濃度の上昇によって苦痛を緩和する働きを持つβエンドルフィンが増加するというわけだ。


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