ED治療薬7種類を比較。有効性や安全性は?

浜松町第一クリニック 竹越昭彦院長 監修

更新日:

日本国内でED(勃起不全)の治療に使用されている代表的なPDE5阻害薬には、シルデナフィル(バイアグラ)、バルデナフィル(レビトラの有効成分)、タダラフィル(シアリス)の3種類があります。いずれも厚生労働省から製造販売承認を受けたED治療薬で、先発医薬品だけでなく、国内製薬会社からジェネリック医薬品も発売されています。実際に、PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)にもシルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィルの各種ジェネリック医薬品が掲載されています。

これら3種類のED治療薬はいずれもPDE5という酵素の働きを抑えることで、陰茎海綿体の血管を拡張し、勃起を助けるという共通した作用を持っています。一方で、効果の現れ方や持続時間、食事の影響などに違いがあるため、ライフスタイルや性行為のタイミングに合わせて選択することが大切です。

国内で承認されている主なED治療薬

シルデナフィル(バイアグラ)、バルデナフィル、タダラフィル(シアリス)には、それぞれ先発医薬品とジェネリック医薬品があります。

なお、バイエル薬品のレビトラ錠は販売を終了しており、現在、国内でレビトラ錠の正規品を入手することはできません。一方で、レビトラと同じ有効成分であるバルデナフィルを含む国内承認のジェネリック医薬品は現在も製造・販売されています。PMDAにもバルデナフィル錠の複数の製品が掲載されています。

レビトラ錠は販売中止となっています。
詳しくはレビトラ販売中止のお知らせをご覧ください。

レビトラ錠の代替薬としては、海外から個人輸入した医薬品ではなく、厚生労働省の承認を受けたバルデナフィル錠(国内正規ジェネリック)を選択することができます。当院でもバルデナフィル錠を処方しています。

海外で使用されているED治療薬

海外では、日本で承認されているシルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィル以外にも、アバナフィル、ウデナフィル、ミロデナフィル、ロデナフィルなどを有効成分とするED治療薬が使用されている国があります。

ただし、海外で承認・販売されている医薬品であっても、日本国内で承認されているとは限りません。国内未承認の医薬品を個人輸入して使用する場合には、品質・有効性・安全性について国内承認医薬品と同じ水準の保証を受けられないため、注意が必要です。

厚生労働省も、医薬品等の個人輸入について、品質や有効性、安全性などの面で国内承認医薬品とは異なるリスクがあるとして注意喚起しています。詳しくは医師・薬剤師の方へ 医薬品等の個人輸入についてのご注意をご確認ください。

国内で承認されているED治療薬と海外で使用されているED治療薬の違いについては、以下の比較表をご覧ください。また、国内の主要なED治療薬の違いについて詳しく知りたい方は、バイアグラとレビトラとシアリスの違いもご参照ください。

1万円以上で送料無料。来院歴が無くてもOK。
即日配送。国内正規品のみ。土日も発送。

厚労省
製造承認
規格
(含量)
作用
時間
効き目
の強さ
効き始め
るまで
食事の
影響
副作用
(頭痛,潮紅)
医療機関の
仕入ルート
医薬品
として
の安全性
添付文書
シルデナフィル
(バイアグラ)
承認済 25mg 3時間 弱い 40∼60分 受ける 出にくい 正規流通 安全
50mg 4∼5
時間
普通 出易い
未承認 100mg 7∼8
時間
強い 個人輸入 安全性
保証なし
バルデナフィル
(レビトラ)
承認済 5mg 3時間 弱い 20∼40分 受け
にくい
出にくい 正規流通 安全
10mg 4∼5
時間
普通 出易い
20mg 7∼8
時間
強い
タダラフィル
(シアリス)
承認済 5mg 8時間 弱い 1∼3時間 最も
受け
にくい
出にくい 正規流通 安全
10mg 20∼24
時間
弱い
20mg 30∼36
時間
少し
弱い
アバナフィル
(ステンドラ)
未承認 50mg 3時間 弱い 15∼40分 多少
受け
にくい
出にくい 個人輸入 安全性
保証なし
英文
100mg 4時間 普通
200mg 6時間 強い
ウデナフィル
(ザイデナ)
未承認 100mg 8∼10
時間
少し
弱い
40∼60分 多少
受け
にくい
出にくい 個人輸入 安全性
保証なし
韓国
200mg 11∼13
時間
普通 多少
出にくい
ミロデナフィル
(エムヴィックス)
未承認 100mg 8∼10
時間
少し
弱い
40∼70分 不明
(データ無)
出にくい 個人輸入 安全性
保証なし
韓国
200mg 11∼13
時間
普通 多少
出にくい
ロデナフィル
(ヘレバ)
未承認 80mg 6時間 少し
強い
40∼60分 不明
(データ無)
出易い 個人輸入 安全性
保証なし
ポルトガル語

「食事の影響」とは何か
ED治療薬は、服用後に消化管から吸収されて血液中に入り、効果を発揮します。特に脂肪分の多い食事をした直後は、薬の吸収が遅れたり、血液中の薬の濃度が十分に上がるまで時間がかかったりすることがあります。そのため、ED治療薬の種類によっては、食事の内容や服用するタイミングによって効果の現れ方に影響が出る場合があります。
参照ED薬が効かなかった人の8割はこの失敗

「医薬品の安全性」とは何か
参照医薬品等を海外から購入しようとされる方へ|厚生労働省
厚生労働省によると、日本国内で正規に流通している医薬品は、医薬品医療機器等法に基づいて品質、有効性、安全性が確認されています。一方、個人輸入した外国製の医薬品については、国内で流通している医薬品と同じような品質、有効性、安全性の確認を受けているとは限りません。
そのため、日本国内で承認されていない海外製のED治療薬を個人輸入して使用する場合は、品質や安全性などについて十分な注意が必要です。

近年では、海外で承認・販売されているアバナフィル製剤やウデナフィル製剤など、日本国内では承認されていないED治療薬を取り扱う医療機関もあります。これらの医薬品は、海外で使用されている実績がある場合でも、日本国内で承認された医薬品と同じ基準で品質・有効性・安全性が確認されているわけではありません。国内未承認薬の使用を検討する場合は、そのリスクや必要性について医師から十分な説明を受けることが大切です。詳しくは海外製ED治療薬を服用するリスクをご覧ください。

7製剤の骨格構造式比較

日本国内でED治療に使用されている代表的なPDE5阻害薬には、シルデナフィル(バイアグラ)、バルデナフィル、タダラフィル(シアリス)の3種類があります。いずれも厚生労働省の承認を受けた医薬品で、先発医薬品だけでなく国内承認のジェネリック医薬品も発売されています。
ED治療薬を安全性や品質の面から選ぶのであれば、日本国内で承認された医薬品を医師の診察・処方のもとで使用することが大切です。以下に3種類のED治療薬の特徴や違いをまとめていますので、薬を選ぶ際の参考にしてください。

シルデナフィル バルデナフィル タダラフィル


バイアグラ レビトラ
◆国内販売終了
シアリス

25mg・50mg
100mgは未承認
10mg・20mg 10mg・20mg

最もポピュラーなED治療薬。先発のバイアグラは世界的に最も有名で安心感がある。 水に溶けやすい性質上一番速効性があり、吸収が早い人は15分ほどで効く。硬さが出やすいことも特長。 他剤と比べて効き目はマイルド。
緩やかに長時間作用する。ほてり等の血管拡張作用に伴う副作用が軽い。



25mgは3時間程度
50mgは5時間程度
10mgは4∼5時間
20mgは7∼8時間
10mgは20∼24時間
20mgは30∼36時間



性行為1時間前
空腹時は30分程度で作用
性行為1時間前
空腹時は20分程度で作用
性行為3時間前




食事と併用すると効果半減の可能性あり
[ 詳細 ] 食前30分前の服用がお勧め
食事の影響は受け難いが700kcalまでという条件あり
[ 詳細 ] 食前30分前の服用がお勧め
食事の影響は最も受け難いが条件あり
[ 詳細 ] 食前2時間前の服用がお勧め
【3剤共通】※食後服用の場合、脂質の低いあっさりした食事にして2時間経過してから。




青いひし形


ピンク色のフィルム剤


ジェネリック
オレンジ色の丸形


ジェネリック
黄色の涙形


ジェネリック


(







)
バイアグラ25mg
1,300円
バイアグラ50mg
1,500円
バイアグラ50mgODフィルム 1,000円

トーワ50mg
1,000円

キッセイ50mg
1,000円

FCI25mg
500円
FCI50mg
900円
レビトラ10mg
1,500円
レビトラ20mg
1,800円


サワイ10mg
1,300円
サワイ20mg
1,500円

トーワ10mg
1,300円
トーワ20mg
1,450円

FCI20mg
1,400円
シアリス10mg
1,500円
シアリス20mg
1,600円

サワイ10mg
1,200円
サワイ20mg
1,300円

トーワ10mg
1,200円
トーワ20mg
1,300円

FCI20mg
1,150円

シルデナフィル(バイアグラ)

世界的に最も有名なED治療薬で国内でも1999年から発売開始されており実績は一番です。

シルデナフィル製剤
sildenafil
副作用(海外データ) 「ほてり、潮紅」(15.2%)、頭痛(13.2%)、消化不良(3.4%)
併用禁忌 ニトログリセリン等の硝酸剤、
アミオダロン塩酸塩、
sGC刺激剤(リオシグアト)
詳細⇒バイアグラの併用禁忌薬
生産国 薬剤名 製造販売元 厚労省による
製造販売承認
医療機関の
仕入ルート
医薬品として
の安全性
日本 バイアグラ錠 ヴィアトリス製薬 承認済 正規流通 安全
バイアグラ
ODフィルム
ヴィアトリス製薬 承認済 正規流通 安全
正規バイアグラGE
シルデナフィル錠
東和薬品、キッセイ薬品
の他、計9社より発売
承認済 正規流通 安全
インド カマグラ(Kamagra) Ajanta Pharma 未承認 個人輸入 安全性なし
ペネグラ(Penegra) Zydus Cadila 未承認 個人輸入 安全性なし
カベルタ(Caverta) Sun Pharmaceutical 未承認 個人輸入 安全性なし
シラグラ(Silagra) Cipla 未承認 個人輸入 安全性なし
ゼネグラ(Zenegra) Alkem Laboratories 未承認 個人輸入 安全性なし
シデナ(Sidena) Sandoz 未承認 個人輸入 安全性なし
ビゴラ(Vigora) German Remedies 未承認 個人輸入 安全性なし
ベガマックス
(VegaMax)
Macleods Pharmaceuticals 未承認 個人輸入 安全性なし
トルコ シルデグラ
(Sildegra)
TEVA 未承認 個人輸入 安全性なし
デグラ(Degra) Deva Holding 未承認 個人輸入 安全性なし

バルデナフィル

バルデナフィルは、2004年に日本国内で発売されたED治療薬です。レビトラ錠の有効成分として知られており、服用後比較的早く効果が現れやすく、食事の影響もシルデナフィルより受けにくいことが特徴です。また、しっかりとした勃起を得やすいことから、バイアグラと並んで多くの方に使用されてきました。

現在、バイエル薬品が販売していたレビトラ錠は販売を終了しており、国内では流通していません。一方で、レビトラ錠と同じ有効成分であるバルデナフィルを使用した国内承認のジェネリック医薬品(バルデナフィル錠)が複数の製薬会社から発売されています。

【レビトラ錠は販売中止について】
詳しくはレビトラ販売中止のお知らせをご覧ください。

レビトラ錠と同じ有効成分のED治療薬を希望する場合は、日本国内で承認されたバルデナフィル錠(ジェネリック医薬品)を選択することができます。当院でも国内承認のバルデナフィル錠を処方しています。

バルデナフィル製剤
vardenafil
副作用(海外データ) 頭痛(12.3%)、ほてり(10.6%)、鼻閉(4.4%)
消化不良(3.3%)、めまい(1.77%)
併用禁忌 ニトログリセリン等の硝酸剤、sGC刺激剤(リオシグアト)
抗ウイルス薬、抗真菌薬、抗不整脈薬
詳細⇒レビトラの併用禁忌薬
生産国 薬剤名 製造販売元 厚労省による
製造販売承認
医療機関の
仕入ルート
医薬品として
の安全性
ドイツ レビトラ錠 バイエル薬品 承認済 発売中止 安全
日本 正規レビトラGE
バルデナフィル錠
沢井製薬、東和薬品
の2社から発売
承認済 正規流通 安全
インド バリフ(Valif) Ajanta Pharma 未承認 個人輸入 安全性なし
ビリトラ(Vilitra) Centurion Laboratories 未承認 個人輸入 安全性なし
ジェビトラ
(Zhewitra)
Sunrise Remedis 未承認 個人輸入 安全性なし
サビトラ(Savitra) Sava Medica 未承認 個人輸入 安全性なし
バリマックス
(Varimax)
Macleods Pharmaceuticals 未承認 個人輸入 安全性なし

タダラフィル(シアリス)

タダラフィルは、2007年に日本国内で販売が開始されたED治療薬で、シアリスの有効成分です。効果が長く続くことと、食事の影響を受けにくいことが大きな特徴で、性行為のタイミングをあらかじめ決めにくい方にも適しています。

タダラフィルは、シルデナフィルやバルデナフィルと比較して作用時間が長く、服用後およそ36時間にわたって勃起を助ける作用が期待できることから、「ウィークエンドピル」と呼ばれることもあります。ただし、服用中ずっと勃起が続くという意味ではなく、性的刺激を受けたときの勃起を助ける作用が長時間持続するということです。

タダラフィル製剤
tadalafil
副作用(海外データ) 頭痛(12.6%)、消化不良(6.8%)、背部痛(3.1%)
筋痛(2.8%)、潮紅(2.5%)、鼻閉(1.7%)、四肢痛(1.7%)
併用禁忌 ニトログリセリン等の硝酸剤、sGC刺激剤(リオシグアト)
詳細⇒シアリスの併用禁忌薬
生産国 薬剤名 製造販売元 厚労省による
製造販売承認
医療機関の
仕入ルート
医薬品として
の安全性
日本 シアリス錠 日本新薬 承認済 正規流通 安全
正規シアリスGE
タダラフィル錠
沢井製薬、東和薬品
の他、9社から発売
承認済 正規流通 安全
インド タダリス(Tadalis) Ajanta Pharma 未承認 個人輸入 安全性なし
タダシップ
(Tadacip)
Cipla 未承認 個人輸入 安全性なし
タダリフト
(Tadalift)
Pfizer India 未承認 個人輸入 安全性なし
メガリス(Megalis) Macleods Pharmaceuticals 未承認 個人輸入 安全性なし
フォーゼスト
(Forzest)
Hetero Labs 未承認 個人輸入 安全性なし
タスティリア
(Tastylia)
Healing Pharma 未承認 個人輸入 安全性なし
タドラ(Tadora) German Remedies 未承認 個人輸入 安全性なし
トルコ タドリス(Tadlis) Nuvomed Inc 未承認 個人輸入 安全性なし

アバナフィル(ステンドラ)

アバナフィルは、2011年に韓国で「Zepeed®」、2012年に欧州で「Spedra®」、米国で「Stendra®」として販売が開始されたED治療薬です。服用後比較的早く効果が現れやすく、食事の影響を受けにくいことが特徴とされています。

アバナフィルは海外の一部の国では承認・販売されていますが、日本国内ではED治療薬として承認されていません。そのため、日本国内で正規に流通しているED治療薬とは異なり、国内の承認制度に基づく品質・有効性・安全性の確認を受けた医薬品ではありません。

日本国内でアバナフィルを入手する場合は個人輸入などに限られますが、海外から医薬品を個人輸入する場合は、品質や安全性などについて国内承認医薬品と同じ保証を受けられないため注意が必要です。

※当院ではアバナフィル(ステンドラ)を取り扱っておりません。

アバナフィル製剤
avanafil
副作用(海外データ) (200mg:100mg)
頭痛(10.5%:6.9%)、潮紅(4.0%:4.3%)
鼻閉(2.0%:2.9%)鼻咽頭炎(3.4%:2.6%)、背部痛(1.1%:2.0%)
併用禁忌 ニトログリセリン等の硝酸剤、sGC刺激剤(リオシグアト)
経口真菌薬(ケトコナゾール,イトラコナゾール)
HIV治療薬
(リトナビル,アタザナビル,インジナビル,ネルフィナビル,サキナビル)
マクロライド系抗生物質(クラリスロマイシン等)
ケトライド抗生物質(テリスロマイシン)
SNDRI抗うつ剤(ネファゾドン)
生産国 薬剤名 製造販売元 厚労省による
製造販売承認
医療機関の
仕入ルート
医薬品として
の安全性
米国 ステンドラ
(Stendra)
Vivus, Inc. 未承認 個人輸入 安全性なし
ドイツ スペドラ
(Spedra)
Menarini 未承認 個人輸入 安全性なし
韓国 ゼピード
(Zepeed)
JW Pharmaceutical 未承認 個人輸入 安全性なし
インド アバナ
(Avana)
Sunrise Remedis 未承認 個人輸入 安全性なし

ウデナフィル(ザイデナ)

ウデナフィルは、韓国のDong-A Pharmが開発したPDE5阻害薬で、2005年から韓国で販売されています。効果の持続時間が比較的長く、服用後およそ11~13時間程度にわたって作用することが特徴の一つです。また、食事による影響を受けにくいとされています。

ウデナフィルは韓国など一部の国ではED治療薬として承認・販売されていますが、日本国内ではED治療薬として承認されていません。そのため、日本国内で正規に流通しているED治療薬とは異なり、国内の承認制度に基づく品質・有効性・安全性の確認を受けた医薬品ではありません。

日本国内でウデナフィルを入手する場合は個人輸入などに限られますが、海外から医薬品を個人輸入する場合は、品質や安全性などについて国内承認医薬品と同じ保証を受けられないため注意が必要です。

※当院ではウデナフィル(ザイデナ)を取り扱っておりません。

参考Udenafil for the treatment of erectile dysfunction
PMCID: PMC4027935/PMID: 24868160

ウデナフィル製剤
udenafil
副作用(海外データ) 200mgのデータ
潮紅(23.2%)、頭痛(8.9%)、鼻閉(7.1%)、眼の充血(7.1%)
併用禁忌 硝酸剤、一酸化窒素(NO)供与剤
(ニトログリセリン,亜硝酸アミル,硝酸イソソルビド,ニコランジル等)
sGC刺激剤(リオシグアト)
生産国 薬剤名 製造販売元 厚労省による
製造販売承認
医療機関の
仕入ルート
医薬品として
の安全性
韓国 ザイデナ
(Zydena)
Dong-A Pharm 未承認 個人輸入 安全性なし
インド ズデナ
(Zudena)
Sunrise Remedis 未承認 個人輸入 安全性なし

ミロデナフィル(エムヴィックス)

ミロデナフィルは、韓国のDong-A Pharmが開発したPDE5阻害薬で、2007年に「Mvix®」、2011年には口腔内で溶けるODフィルム製剤「Mvix S®」が販売されました。

ミロデナフィルは韓国など一部の国でED治療薬として使用されていますが、日本国内ではED治療薬として承認されていません。そのため、日本国内で正規に流通しているED治療薬とは異なり、国内の承認制度に基づく品質・有効性・安全性の確認を受けた医薬品ではありません。

日本国内でミロデナフィルを入手する場合は個人輸入などに限られますが、海外から医薬品を個人輸入する場合は、品質や安全性などについて国内承認医薬品と同じ保証を受けられないため注意が必要です。

※当院ではミロデナフィル(エムヴィックス)を取り扱っておりません。

ミロデナフィル製剤
mirodenafil
副作用(海外データ) 紅潮(13.5%)、頭痛(8.2%)、目の充血(2.8%)
悪心(2.8%)、消化不良(1.6%)
併用禁忌 硝酸剤、一酸化窒素(NO)供与剤
(ニトログリセリン,亜硝酸アミル,硝酸イソソルビド,ニコランジル等)
sGC刺激剤(リオシグアト)
生産国 薬剤名 製造販売元 厚労省による
製造販売承認
医療機関の
仕入ルート
医薬品として
の安全性
韓国 エムヴィックス
(Mvix)
(ODFはMvix S)
SKケミカルズ 未承認 個人輸入 安全性なし

炭酸ロデナフィル(ヘレバ)

炭酸ロデナフィルは、ブラジルのCristália(クリスタリア)社が開発したPDE5阻害薬で、2006年に特許を取得し、同年にED治療薬「Helleva®(ヘレバ)」として販売が開始されました。

炭酸ロデナフィルの特徴は、その化学構造にあります。2つのロデナフィル分子が結合した二量体(ダイマー)構造をしており、体内で分解されてロデナフィルとなった後に作用するとされています。詳しくは7製剤の構造式比較をご覧ください。

炭酸ロデナフィルはブラジルなど一部の国でED治療薬として使用されていますが、日本国内ではED治療薬として承認されていません。そのため、日本国内で正規に流通しているED治療薬とは異なり、国内の承認制度に基づく品質・有効性・安全性の確認を受けた医薬品ではありません。

日本国内で炭酸ロデナフィルを入手する場合は個人輸入などに限られますが、海外から医薬品を個人輸入する場合は、品質や安全性などについて国内承認医薬品と同じ保証を受けられないため注意が必要です。

※当院では炭酸ロデナフィル(ヘレバ)を取り扱っておりません。

炭酸ロデナフィル製剤
mirodenafil
副作用(海外データ) 10%以上(顔面紅潮、消化不良、頭痛、視覚障害)
1%∼10%(発疹、下痢、吐き気、腰痛、筋肉痛、運動失調、
めまい、感覚鈍麻、反射低下、不眠症、神経痛、神経障害、知覚異常、
眠気、振戦、めまい、聴覚障害、突発性難聴、鼻詰まり)
併用禁忌 硝酸剤、一酸化窒素(NO)供与剤
(ニトログリセリン,亜硝酸アミル,硝酸イソソルビド,ニコランジル等)
sGC刺激剤(リオシグアト)
生産国 薬剤名 製造販売元 厚労省による
製造販売承認
医療機関の
仕入ルート
医薬品として
の安全性
ブラジル ヘレバ
(Helleva)
クリスタリア製薬 未承認 個人輸入 安全性なし

「医薬品の安全性」
参照医薬品等を海外から購入しようとされる方へ|厚生労働省
厚生労働省によると、日本国内で正規に流通している医薬品は、医薬品医療機器等法に基づいて品質、有効性、安全性が確認されています。一方、個人輸入した外国製の医薬品については、国内で正規に流通している医薬品と同じような品質・有効性・安全性の確認を受けているとは限りません。
そのため、日本国内で承認されていない海外製医薬品を使用する場合は、品質や安全性などについて十分に注意する必要があります。

近年では、海外から個人輸入した日本国内では承認されていないED治療薬を取り扱う医療機関もあります。海外で承認・販売されている医薬品であっても、日本国内で承認された医薬品と同じ基準で品質・有効性・安全性が確認されているわけではありません。国内未承認のED治療薬を使用する場合には、個人輸入に伴うリスクについて十分に理解しておくことが大切です。詳しくは海外製ED治療薬を服用するリスクをご覧ください。

1万円以上で送料無料。来院歴が無くてもOK。
即日配送。国内正規品のみ。土日も発送。

「ED治療薬はどれが一番効くのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。これについては、シルデナフィル、タダラフィル、バルデナフィル、ウデナフィル、ミロデナフィル、アバナフィルの6種類について、合計19,724人を対象とした研究結果を統計的に解析した論文が参考になります。

この研究では、ED治療薬の有効性について複数の評価指標を用いて比較しています。主な評価項目は、「勃起が改善したと感じたか」「勃起機能が改善したか」「陰茎を膣内へ挿入できたか」「性交を最後まで続けられる十分な勃起を維持できたか」などです。

  • GAQ-1:治験薬を使用している間、勃起が改善したと感じましたか?
  • IIEF-EF:国際勃起機能スコア(IIEF)のうち、勃起機能を評価する項目
  • SEP-2:陰茎をパートナーの膣内に挿入することができましたか?
  • SEP-3:性交を成功させるのに十分な時間、勃起を維持することができましたか?

参照元
European Urology Volume 63, Issue 5, May 2013, Pages 902-912
https://www.sciencedirect.com/topics/medicine-and-dentistry/mirodenafil

結果

GAQ-1IIEF-EFSEP-2SEP-3
シルデナフィル 2.963.34.924.94
タダラフィル 1.721.151.81.99
バルデナフィル 2.672.151.951.98
アバナフィル 5.94NANANA
ウデナフィル 4.123.42.443.85
ミロデナフィル 3.59NA3.892.24
偽薬 6.9955.996

GAQ-1:治験薬を使用している間、勃起が改善したと感じましたか?」という評価項目では、1位がタダラフィル(シアリス)、2位がバルデナフィル、3位がシルデナフィル(バイアグラ)という結果でした。

この結果からも、日本国内で承認されている主要なED治療薬で、十分な有効性が期待できることが分かります。ただし、研究で順位が高かった薬がすべての方に最も適しているとは限らず、EDの原因や体質、服用するタイミングなどによって効果の感じ方には個人差があります。

また、アバナフィル、ウデナフィル、ミロデナフィル、ロデナフィルなど、海外の一部の国で承認・販売されているED治療薬の中には、日本国内では承認されていないものがあります。これらを日本国内で入手する場合は個人輸入などが必要になりますが、国内未承認医薬品は、日本国内で承認された医薬品と同じ基準で品質・有効性・安全性が確認されているわけではありません。
そのため、ED治療薬を選ぶ際は、あえて国内未承認の海外製医薬品を個人輸入するのではなく、まずは国内で承認されているシルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィルの3種類から、自分に適した薬を医師と相談して選択することをおすすめします。

ED治療薬の有効性

シルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィルなどのPDE5阻害薬は、ED(勃起不全)に対して高い有効性が確認されている治療薬です。性的刺激を受けた際に陰茎への血流を増やし、勃起を助けることで、多くのED患者の症状改善に用いられています。

ただし、ED治療薬を服用すれば必ず勃起するというわけではありません。EDの原因や重症度、体質、服用方法などによって効果には個人差があります。また、ED治療薬には性的刺激が必要であり、服用しただけで自動的に勃起する薬ではありません。

当院が2022年1月に実施した20代~50代の男性311人を対象にしたED治療薬の使用実態に関する調査では、ED治療薬の服用によって76.8%の男性が性生活への満足度が向上し、74.3%の男性が挿入時間が長くなったと回答しています。

ED治療薬を服用するときの注意点

ED治療薬は、「いつ服用するか」「食事の影響を受けるか」など、薬の種類に応じた服用方法を守ることが大切です。

特にシルデナフィルやバルデナフィルは、脂肪分の多い食事の影響を受けることがあるため、食事との関係に注意が必要です。一方、タダラフィルは食事の影響を受けにくいという特徴があります。「ED治療薬はすべて空腹時に服用する」と一律に考えるのではなく、処方された薬の特徴や医師・薬剤師から説明された服用方法を守ることが重要です。

また、ED治療薬は薬によって服用できる回数や間隔、併用できない薬などが異なります。硝酸薬や一酸化窒素(NO)供与薬など、ED治療薬と併用してはいけない薬もあるため、服用前に必ず医師へ現在使用している薬を伝えてください。

ED治療薬を服用しても十分な効果が得られない場合は、自己判断で服用量を増やしたり、別のED治療薬を追加したりせず、医師に相談するようにしましょう。

Q.ED治療薬を服用して性行為を行うと満足度に変化はありましたか?

【回答者】
ED治療薬を服用して性行為を行ったことのある男性「20代:72人」「30代:69人」「40代:74人」「50代:96人」 合計311人
ED治療薬を服用した男性と性行為をしたことがある女性「20代:44人」「30代:47人」「40代:52人」「50代:37人」 合計180人


年代 満足感が
凄く増した
満足感が
増した
満足感が
少し増した
満足感に
変化はない
満足感が
少し減った
満足感が
減った
満足感が
凄く減った
合計

20代 26 (36.1%) 23 (31.9%) 10 (13.9%) 10 (13.9%) 2 (2.8%) 1 (1.4%) 0 (0%) 72 (100%)
30代 20 (29.0%) 19 (27.5%) 15 (21.7%) 12 (17.4%) 3 (4.3%) 0 (0%) 0 (0%) 69 (100%)
40代 15 (20.3%) 27 (36.5%) 13 (17.6%) 17 (23.0%) 1 (1.4%) 0 (0%) 1 (1.4%) 74 (100%)
50代 18 (18.8%) 29 (30.2%) 24 (25.0%) 20 (20.8%) 2 (2.1%) 2 (2.1%) 1 (1.0%) 96 (100%)

20代 7 (15.9%) 11 (25.0%) 17 (38.6%) 9 (20.5%) 0 (0%) 0 (0%) 0 (0%) 44 (100%)
30代 9 (19.1%) 10 (21.3%) 13 (27.7%) 14 (29.8%) 1 (2.1%) 0 (0%) 0 (0%) 47 (100%)
40代 4 (7.7%) 13 (25.0%) 8 (15.4%) 23 (44.2%) 1 (1.9%) 3 (5.8%) 0 (0%) 52 (100%)
50代 3 (8.1%) 7 (18.9%) 3 (8.1%) 23 (62.2%) 0 (0%) 0 (0%) 1 (2.7%) 37 (100%)
男性
合計
79 (25.4%) 98 (31.5%) 62 (19.9%) 59 (19.0%) 8 (2.6%) 3 (1.0%) 2 (0.6%) 311
(100%)
女性
合計
23 (12.8%) 41 (22.8%) 41 (22.8%) 69 (38.3%) 2 (1.1%) 3 (1.7%) 1 (0.6%) 180
(100%)

ED治療薬を服用して性行為をした経験のある男性311人と、ED治療薬を服用した男性と性行為をした経験のある女性180人を対象に、「ED治療薬の使用によって性行為の満足度に変化はありましたか?」というアンケート調査を実施しました。

その結果、「満足度が上がった」と回答したのは男性76.8%、女性58.4%でした。一方、「変化はなかった」と回答したのは男性19.0%、女性38.3%、「満足度が下がった」と回答したのは男性4.2%、女性3.4%でした。

この調査結果から、ED治療薬を服用することで、男性本人だけでなく、性行為のパートナーである女性も満足度の向上を感じているケースが多いことが分かります。ただし、これはアンケート調査による回答結果であり、ED治療薬の服用によってすべての方の性生活の満足度が向上することを示すものではありません。

参照
ED治療薬の使用で満足度は上がる?|中折れや治療薬に対する男女の「ホンネ」実態調査2022

Q.ED治療薬を服用して性行為を行うと挿入時間に変化はありましたか??

【回答者】
ED治療薬を服用して性行為を行ったことのある男性「20代:141人」「30代:126人」「40代:144人」「50代:160人」「60代:151人」「70代:113人」 合計835人

年代 合計
人数
挿入時間が
凄く
長くなった
挿入時間が
長くなった
挿入時間が
少し
長くなった
挿入時間に
変化なし
挿入時間が
少し
短くなった
挿入時間が
短くなった
挿入時間が
凄く
短くなった
20代 141人
(100%)
27人
(19.2%)
55人
(39.0%)
30人
(21.3%)
23人
(16.3%)
1人
(0.7%)
3人
(2.1%)
2人
(1.4%)
30代 126人
(100%)
21人
(16.7%)
47人
(37.3%)
32人
(25.4%)
24人
(19.1%)
1人
(0.8%)
0人
(0.0%)
1人
(0.8%)
40代 144人
(100%)
18人
(12.5%)
44人
(30.6%)
39人
(27.1%)
39人
(27.1%)
1人
(0.7%)
1人
(2.1%)
2人
(1.4%)
50代 160人
(100%)
21人
(13.1%)
39人
(24.4%)
38人
(23.8%)
58人
(36.3%)
2人
(1.3%)
2人
(1.3%)
0人
(0.0%)
60代 151人
(100%)
17人
(11.3%)
44人
(29.1%)
39人
(25.8%)
41人
(27.2%)
3人
(2.0%)
4人
(2.7%)
3人
(2.0%)
70代 113人
(100%)
9人
(8.0%)
33人
(29.2%)
22人
(19.5%)
43人
(38.1%)
2人
(1.8%)
2人
(1.8%)
2人
(1.8%)
合計 835人
(100%)
113人
(13.5%)
262人
(31.4%)
200人
(24.0%)
228人
(27.3%)
10人
(1.2%)
12人
(1.5%)
10人
(1.2%)
年代 合計 挿入時間延長 変化なし 挿入時間短縮
20代 141人(100%) 112人(79.4%) 23人(16.3%) 6人(4.3%)
30代 126人(100%) 100人(79.4%) 24人(19.1%) 2人(1.6%)
40代 144人(100%) 101人(70.1%) 39人(27.1%) 4人(2.8%)
50代 160人(100%) 98人(61.3%) 58人(36.3%) 4人(2.5%)
60代 151人(100%) 100人(66.2%) 41人(27.2%) 10人(6.6%)
70代 113人(100%) 64人(56.4%) 43人(38.1%) 6人(5.3%)
合計 835人(100%) 575人(68.9%) 228人(27.3%) 32人(3.8%)

ED治療薬を服用して性行為をした経験のある20~79歳の男性835人を対象に、「ED治療薬を服用して性行為を行うと、挿入時間に変化はありましたか?」というアンケート調査を実施しました。

その結果、「挿入時間が長くなった」と回答した男性は68.9%でした。一方、「変化はなかった」と回答した男性は27.3%、「挿入時間が短くなった」と回答した男性は3.8%でした。

この調査では、ED治療薬の使用で80.8%の男性が性生活の満足度が向上したと回答しており、68.9%の男性が挿入時間の長さに変化を感じていました。このことから、ED治療薬の服用によって、勃起だけでなく性生活全体の満足度や挿入時間に変化を感じる男性が多いことが分かります。

参照ED治療薬で挿入時間に変化はあるか?|日本のED(勃起不全)有病者数調査2022

Q.ED治療薬を服用して射精に至るまでの時間に変化はありましたか?

【回答者】
ED治療薬を服用して性行為を行ったことのある男性「20代:141人」「30代:126人」「40代:144人」「50代:160人」「60代:151人」「70代:113人」 合計835人

年代 合計 射精までの
時間が凄く
遅くなった
射精までの
時間が
遅くなった
射精までの
時間が少し
遅くなった
射精までの
時間に
変化なし
射精までの
時間が少し
早くなった
射精までの
時間が
早くなった
射精までの
時間が凄く
早くなった
20代 141人
(100%)
22人
(15.6%)
32人
(22.7%)
40人
(28.4%)
37人
(26.2%)
4人
(2.8%)
4人
(2.8%)
2人
(1.4%)
30代 126人
(100%)
15人
(11.9%)
37人
(29.4%)
38人
(30.2%)
34人
(27.0%)
1人
(0.8%)
0人
(0.0%)
1人
(0.8%)
40代 144人
(100%)
10人
(6.9%)
29人
(20.1%)
33人
(22.9%)
61人
(42.4%)
5人
(3.5%)
2人
(1.4%)
4人
(2.8%)
50代 160人
(100%)
15人
(9.4%)
37人
(23.1%)
32人
(20.0%)
69人
(43.1%)
4人
(2.5%)
3人
(1.9%)
0人
(0.0%)
60代 151人
(100%)
10人
(6.6%)
45人
(29.8%)
24人
(15.9%)
58人
(38.4%)
8人
(5.3%)
3人
(2.0%)
3人
(2.0%)
70代 113人
(100%)
9人
(8.0%)
26人
(23.0%)
22人
(19.5%)
46人
(40.7%)
5人
(4.4%)
3人
(2.7%)
2人
(1.8%)
合計 835人
(100%)
81人
(9.7%)
206人
(24.7%)
189人
(22.6%)
305人
(36.5%)
27人
(3.2%)
15人
(1.8%)
12人
(1.4%)
年代 合計 射精時間が
遅くなった
変化なし 射精時間が
早まった
20代 141人(100%) 94人(66.7%) 37人(26.2%) 10人(7.1%)
30代 126人(100%) 90人(71.4%) 34人(27.0%) 2人(1.6%)
40代 144人(100%) 72人(50.0%) 61人(42.4%) 11人(7.6%)
50代 160人(100%) 84人(52.5%) 69人(43.1%) 7人(4.4%)
60代 151人(100%) 79人(52.3%) 58人(38.4%) 14人(9.3%)
70代 113人(100%) 57人(50.4%) 46人(40.7%) 10人(8.9%)
合計 835人(100%) 476人(57.0%) 305人(36.5%) 54人(6.5%)

ED治療薬を服用した男性のうち、過半数が「射精時間が遅くなった」と回答しました。一方、「変化はなかった」と回答した人は36.5%、「射精時間が早くなった」と回答した人は6.5%でした。

この調査結果から、ED治療薬を服用することで、射精までの時間が長くなったと感じる男性が多いことが分かります。そのため、EDと早漏の両方に悩んでいる方にとって、ED治療薬の服用によって勃起だけでなく、射精時間にも良い変化を感じられる可能性があります。

特に20~30代では、267人中184人(68.9%)が「射精時間が遅くなった」と回答しました。EDと早漏の両方に悩んでいる場合には、ED治療薬によって勃起機能をサポートしながら、射精時間にも変化を感じられる可能性がある点は、一つのメリットといえるでしょう。

※この調査はアンケートによる自己申告の結果であり、ED治療薬がすべての方の射精時間を遅らせることを示すものではありません。

参照ED治療薬で射精を遅らせることが可能か?|日本のED(勃起不全)有病者数調査2022

「ED治療薬は心臓に負担をかけるから危険」「一度飲み始めると薬がないと勃起できなくなる」「薬が効いている間はずっと勃起したままになる」といった情報を見かけることがありますが、これらはED治療薬の作用を正しく理解したものではありません。

ED治療薬(PDE5阻害薬)は、陰茎の血管を拡張して血流を増やし、性的刺激を受けた際の勃起を助ける薬です。薬を服用しただけで自動的に勃起するわけではなく、性的刺激がなければ通常は勃起しません。また、ED治療薬には麻薬のような身体的依存性は知られていません。

ただし、ED治療薬は誰でも安全に服用できる薬というわけではありません。特に心臓や血管の病気がある方は、性行為そのものが身体に負担となる場合があるため、ED治療薬を使用する前に心血管疾患の状態を確認することが重要です。2024年のPrinceton IV Consensusでも、ED患者の心血管リスクを評価したうえで、性行為やPDE5阻害薬の使用を判断することが推奨されています。

心臓病などの持病がある方、血圧や循環器系の治療を受けている方、服用中の薬がある方は、自己判断でED治療薬を使用せず、必ず医師に相談してください。特に硝酸薬や一酸化窒素(NO)供与薬との併用は、血圧が大きく低下する危険があるため、PDE5阻害薬との併用は禁忌です。

また、ED治療薬を服用している間に4時間を超える勃起が続いた場合は、持続勃起症(プリアピズム)の可能性があるため、直ちに医療機関を受診してください。長時間の勃起を放置すると、陰茎の組織を損傷し、勃起機能に影響する可能性があります。

なお、アバナフィル、ウデナフィル、ミロデナフィル、炭酸ロデナフィルなど、海外の一部の国で承認・販売されているED治療薬の中には、日本国内では承認されていないものがあります。海外で使用されている医薬品であっても、日本国内で承認された医薬品と同じ基準で品質・有効性・安全性が確認されているとは限りません。国内未承認のED治療薬を個人輸入などで使用する場合は、こうした違いを理解したうえで慎重に判断する必要があります。

ED治療薬は、性的刺激を受けた際の勃起をサポートする経口薬で、主に「PDE5阻害薬」に分類されます。ここでは、バイアグラ、レビトラ、シアリスなどのPDE5阻害薬が、どのようにして勃起を助けるのか、その作用機序を説明します。

勃起には、陰茎海綿体の平滑筋を弛緩させ、血管を拡張する働きを持つ「サイクリックGMP(cGMP)」という物質が重要な役割を果たしています。一方、海綿体には「PDE5」という酵素が存在し、cGMPを分解する働きをしています。

性的刺激によって一酸化窒素(NO)が産生されると、海綿体内のcGMPが増加し、平滑筋が弛緩して血液が流れ込みやすくなります。しかし、PDE5によってcGMPが分解されると、平滑筋の弛緩が弱まり、勃起が収束していきます。

そこで、PDE5阻害薬はPDE5の働きを抑えることで、海綿体内のcGMPが分解されるのを抑えます。その結果、cGMPの作用が維持され、陰茎海綿体の平滑筋が弛緩し、血液が流れ込みやすくなることで、性的刺激を受けた際の勃起を助けます。

つまり、ED治療薬は無理に勃起を起こす薬ではなく、本来備わっている勃起の仕組みをサポートする薬です。そのため、服用しただけで自動的に勃起するわけではなく、基本的には性的刺激があって初めて勃起を助ける作用が発揮されます。

市販、薬局、通販での購入は可能か?

バイアグラ、バルデナフィル、シアリスなどのED治療薬は、医師の診察を受けたうえで処方される医療用医薬品です。そのため、一般的なドラッグストアや薬局で市販されているものではなく、医師の診察・処方なしに購入することはできません。

また、ED治療薬は公的医療保険の適用対象ではないため、ED治療を目的として処方を受ける場合は原則として自由診療となり、診察料や薬代は全額自己負担となります。医療機関によって診察料や薬の価格、取り扱っている種類などが異なるため、受診前にホームページなどで確認しておくとよいでしょう。

ネット通販・個人輸入には注意

インターネットで「ED治療薬 通販」などと検索すると、海外の医薬品を取り扱う個人輸入代行サイトなどが数多く見つかります。国内で医師の処方を受けるよりも安価に購入できる場合がありますが、ネットで販売されているED治療薬には、偽造品や品質が確認できない医薬品が含まれている可能性があるため注意が必要です。

厚生労働省も、個人輸入した医薬品については、日本国内で正規に流通している医薬品と同じような品質・有効性・安全性の確認を受けているとは限らないとして注意を呼びかけています。

また、2016年にはファイザー、バイエル薬品、日本イーライリリー、日本新薬の4社が合同でインターネット上で入手したED治療薬を調査し、調査対象の約4割が偽造品であったことが報告されています。

医療機関で診察・処方を受ける

ED治療薬を使用したい場合は、医療機関を受診して医師の診察を受け、適切な薬を処方してもらうのが基本です。ED治療は原則として自由診療となるため、医療機関によって診察料や薬代、取り扱っているED治療薬の種類などが異なります。

一般の医療機関では、診察後に処方箋を発行して調剤薬局で薬を受け取るケースがあります。一方、ED治療を専門に行っているクリニックでは、院内処方に対応しており、診察後にその場で薬を受け取れるところもあります。

受診する医療機関を選ぶ際は、取り扱っている薬の種類だけでなく、診察料、薬代、院内処方の有無、アクセス、診療時間なども事前に確認しておくとよいでしょう。


ED専門クリニックで処方を受けるメリット

ED治療を専門に行うクリニックでは、EDに関する診療経験が豊富で、バイアグラ、バルデナフィル、シアリスなど複数のED治療薬から、自分の症状やライフスタイルに合った薬を医師と相談しながら選べることがメリットです。

また、男性専門のクリニックであれば、女性の目を気にせず受診できる、駅から近い、診察料を設けず薬代のみで診療しているなど、受診しやすさに配慮した医療機関もあります。

当院でも、電話によるオンライン診療で診察を受け、ED治療薬を自宅へ配送するオンライン診療を行っています。通院する時間が取れない方や、クリニックへ足を運ぶことに抵抗がある方は、オンライン診療もご利用いただけます。

1万円以上で送料無料。来院歴が無くてもOK。
即日配送。国内正規品のみ。土日も発送。

ICI療法(陰茎海綿体注射療法)は、プロスタグランジンE1製剤などの血管拡張薬を陰茎海綿体に直接注射し、陰茎への血流を増やして勃起を促す治療法です。ED治療薬(PDE5阻害薬)とは異なり、性的刺激や神経からの信号に依存せず、陰茎海綿体に直接作用することが大きな特徴です。

ICI療法は、ED治療薬を服用しても十分な効果が得られない場合や、ED治療薬を使用できない場合の治療選択肢の一つとなります。比較的速やかに勃起が得られることが特徴ですが、陰茎に直接注射する必要があるため、痛みや注射への抵抗感から治療を選択しない方もいます。

また、治療費は医療機関によって異なりますが、自由診療となる場合が多く、1回の治療にかかる費用がED治療薬より高額になることもあります。具体的な費用や治療方法については、受診する医療機関に確認してください。

ICI療法の治療対象者

ICI療法は、バイアグラなどのED治療薬を使用しても十分な効果が得られなかった方や、神経障害、血管障害、外科手術などによってEDが生じ、PDE5阻害薬では十分な効果が期待できない方などが治療対象となる場合があります。

また、心血管疾患などのためにED治療薬を使用できない方に対しても、医師が適応を判断したうえで、ICI療法が選択肢となる場合があります。

ただし、ICI療法には持続勃起症(プリアピズム)や陰茎の痛み、出血、線維化などの副作用があるため、自己判断で行うものではありません。治療を検討する場合は、適応や使用する薬剤、注射方法、緊急時の対応について医師から十分な説明を受けることが重要です。

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