日本のED患者数

浜松町第一クリニック 竹越昭彦院長 監修

2019年11月に当院にて行った国内の男性2,000人を対象に行ったED有病者数調査では、男性20~79歳におけるEDの有病者数を全国推計すると、たいていの場合性交ができる軽度EDは約1,411万人、ときどき性交ができない中等度EDは約720万人、および毎回、性交に十分な勃起が得られない完全EDは約680万人、中等度型と完全型を合わせると、深刻なEDに悩む成人男性は約1,400万人ということがわかりました。
年代別の割合は以下の通りです。

 軽度ED中等度ED完全ED中等度+完全
20代26.07%8.93%5.71%14.64%
30代28.61%7.72%5.82%13.54%
40代31.31%11.73%5.89%17.62%
50代31.08%20.68%13.16%33.84%
60代35.94%20.70%20.92%41.62%
70代23.64%21.52%38.82%60.33%
20~79歳(合計)29.90%15.25%14.45%29.70%

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30~79歳を対象(有効回答:1,104人)に実施された1998年の調査によると、軽度EDは1,380万人、中等EDが870万人、完全EDの患者が260万人。中等度ED以上は1,130万人でした。少子高齢化の影響もあり軽度EDと中等度EDが減り完全EDが著しく増えています。以下のグラフは年齢別のED有病者数の割合を21年前のものと比較したものです。見ての通り、完全EDが増えたのは高齢者が増えたからだけではなく、20~30代の若年層のEDが増えていることがわかります。中等度以上の深刻なEDの悩みを抱えている人は20~30代で7人に1人、40代で6人に1人、50代で3人に1人、60~70代合わせると2人に1人という計算になります。


【1998年の調査の参照元】
わが国におけるEDの疫学とリスクファクター 丸井英二 医学のあゆみ 201(6): 397-400, 2002.

ED(Erectile Dysfunction)は、「勃起障害」「勃起不全」のことで、ここ日本でも一般にかなり浸透してきました。皆さんも、一度は耳にしたことがあると思います。一方で、その症状についてはまだまだ正しく理解されていないのが現状です。多くの人は、「一切ペニスが勃起せず、SEXができない状態」だと考えがちですが、正しくは「勃起が十分でないために、満足に性行為が行えない状態」のことを指します。

実はこの誤解、ひと昔前に使われていた「インポテンス(=性的不能)」という言葉が原因の一つと考えられます。1992年には、「不能」という意味を持つインポテンスは人格を傷つけるとし、勃起不全をより正確に表す「ED」を用いるようになりましたが、以前のイメージがいまだに根強く残っているのです。

つまり、EDとは「まったく勃起しない」という重症だけを指すのではなく、「たまに勃起しない」「勃起はするが十分に硬くならない」「勃起状態が持続しない」「勃起して挿入はできても、持続せず途中で抜けてしまう」といった症状も指すのです。別のコラムではEDの初期症状である「中折れ」について解説しましたが、勃起はしてもSEXを最後まで行うことができない中折れ状態だとしても、れっきとしたEDなのです。


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当院にて2013年に行った40代男性545人を対象に実施したED治療薬に関するアンケート調査では、全体の18.9%が「EDかもしれないと思ったことがある」と回答。一方で普段の性行為にて「勃起はするが、中折れすることがある」(14.9%)、「勃起はするが、以前より硬くならない」(24.6%)と「普段の性行為で何らかの勃起障害を実感している」とする人は、合計39.5%という結果です。つまり「以前より硬くならない」「中折れする」「勃起しないことがある」などの症状を感じながらも、「自分はEDではない」と考えている人が多いことなのです。
さらに「EDかもしれないと思ったことがある」と回答した103人の内、医療機関を受診した人は僅か16人(15.5%)。545人中、「普段の性行為で何らかの勃起障害を実感している」人は215人(39.5%)に対して医療機関で受診歴のある人は545人中20人(3.7%)にすぎないのです。

では、なぜ日本人男性はEDの自覚があるにもかかわらず医療機関を訪れないのでしょうか?そこには「日常生活にさほど影響がない」「まだ必要ない・医者に行くほどではないと思った」「そもそも性行為に関心がない」「恥ずかしいから」などの理由があるようです。しかし、本当に性行為に関心がない場合は別ですが、EDは放置すると必ず悪化します。これについては改めて解説しますが、日本人男性の多くはEDの悩みから解放されるチャンスを自ら放棄し、泥沼に足を踏み入れているとも言えるのです。

これまで、「もしかしたらEDかもしれない」と思ったことがありますか?

あなたは、普段の性行為の時、以下に該当する症状はありますか。

あなたはこれまでED治療薬を購入し服用したことがありますか?

当院にて2022年に行った全国の20代~50代の男性2,600人、女性2,600人を対象に行った中折れやED治療薬に対する男女の「ホンネ」に関するアンケート調査ではED治療薬を服用して性行為をしたことのある男性311人と、パートナーがED治療薬を服用している女性180人に、それぞれ満足度を調査した結果、男性の76.8%、女性の58.4%が「満足度が上がった」と回答
ED治療薬を服用して性行為をしたことのある男性311人を対象に「ED治療薬を服用して性行為を行うと挿入時間は変化したか」という質問では、「挿入時間が長くなった」と答えた男性は231人(74.3%)という結果になりました。

このようにED治療薬を服用することで男女ともに性行為の満足度を飛躍的に向上させ、尚且つ、挿入時間も長くなることが明らかです。「普段の性行為で何らかの勃起障害を実感している」という方は積極的に医療機関を受診してED治療薬を使用し、性行為の質そのものを向上させてみてはいかがでしょうか。

Q.ED治療薬を服用して性行為を行うと満足度に変化はありましたか?

【回答者】ED治療薬を服用して性行為を行ったことのある男性「20代:72人」「30代:69人」「40代:74人」「50代:96人」 合計311人
ED治療薬を服用した男性と性行為をしたことがある女性「20代:44人」「30代:47人」「40代:52人」「50代:37人」 合計180人

Q.ED治療薬を服用して性行為を行うと挿入時間に変化はありましたか??

【回答者】ED治療薬を服用して性行為を行ったことのある男性「20代:72人」「30代:69人」「40代:74人」「50代:96人」 合計311人

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